取り込みからオーサリングまで、今だ確実に作成できるというやり方が確定しないまま、 時間だけが過ぎていきます。 私の無知とソフトの不具合が無くなったとしても、DVDモードのMPEGへのコンバート時間 の改善される見込みは有りません。また、AIWの吐き出したMPEGの編集も、MSP6.5の オーサリング部分(Go DVD)が複数のファイルをインプットに出来ない(この辺り、DVDit!とは、考 え方が大分違う様ですが)ので、どうしても、どっかで一本の巨大な(約4.7Gの)ファイルを 作成しなくてはなりません。 解決策は2種類。マシン性能を10倍引き上げるか、ハードウェアエンコーダーを導入するか、 でしょう。現実問題は、ハードウェアエンコーダーですが、ここで使いたいのは、取り込 み時のエンコードではなく、編集後の最終段階でDVDモードのMPEGへのエンコードです。 今の状態でいうと、MSPの中から呼び出して(保存に)使える物、という事になりますが・・ 見当たらない。 CANOPUSのMTV1000も、「取り込んだまま編集をしない」という条件が付けば、使えるのです が、現実問題としては、編集作業が発生する以上、候補にはなりません。 ただ、DVフォーマット→MPEG2へのコンバートは、ハードウェアを使用できるので、ほぼリアルタ イムでMPEG作成が出来ます。 ということは、取り込んだフォーマットをDVフォーマットにすれば、解決できそうです。 ところが、外付けコンバーター(アナログ→DV)は、SONYが生産終了、CANOPUSのものは、 11月発売と、とってもタイミングが悪い。 しかも、DVフォーマットは、今まで扱っていたMPEGファイルとはサイズが一桁は違う代物、よほど サクサク動く編集ソフトでないと、編集作業なんて出来ない事は明白です。 これらの要件を満たしてくれる物は、とりあえずはCANOPUSのDVstormでしょう。 もっとも、Adobe Premiereなんてのは不要なので、こちらの廉価版が候補ですが。 ただし、これだけでは不足で別売のMPEGエンコーダーボードを取り付ける事が必須です。 編集ソフトも、MSPからでは使用できず、付属のStormEditというソフトを使う事になります。 通常、9万強位でしたが、税込みでその位で売っていたので、思わずエンコーダーボード毎 買ってしまいました。 ああ、DV機器は使ってないけど、DVフォーマットは使っちまうぜ(笑) まぁ、編集している間だけだから(INPUT時だけ。OUTPUT時はDVDモードMPEG2)目をつぶろう。 TOPへ
MSPのオーサリング部分が上手く稼働しない為に、再びDVDitの環境をいじり始めました。 要は、関係しそうなソフト(特に、DVDプレイヤー)をアンインストールしたり、DVDit自身も インストールしたり、コーデックを削除したりしている内に、なんか使えるようになりまし た。う〜ん。原因はなんだったか・・・・・不明。 そこで改めて、DVDitの機能を見てみました。先程も書きましたが、MSPのGO-DVDと比べて、 思想が大分違います。GO-DVDは、編集して出来上がった1本のMPEGファイルを操作する事が 前提であるのに対し、DVDitは、幾つかに分かれたファイルをまとめて1本のDVD用の作品を 作る様になっています。確かに、私の様な素人がDVDを作る時には、編集時に1本にまとめて しまって、インデックス(チャプターポイント)をぽんぽんと設定する方が分かりやすいと言えば、分かり 易いのですが、固定的なオープニング、エンディングとか、ライブラリー的な使い方を考え れば、DVDitの思想も充分肯けます。というか、少しでも業務で使う人はこっちでないと、無 駄な部分がでてしまうのでしょう。注1 ただ、添付されているLEバージョンは、インデックスを作りたい部分では必ずMPEGファイルを分割 しておかなければ成らない(チャプタポイントの設定が出来るのはPE,SE)とか、有る様ですが。 逆にいうと、今までGo-DVD用に、わざわざ1本にまとめていたMPEGファイルを、チャプタポ イント設定の為には、分割して、保存し直しという事・・・・・ひぇ〜〜〜。 しかし、凝った事と迄は言わぬまでも、お仕着せメニューなGo-DVDから比べると、自由度は 高いし、でかいファイルを編集しなくても済む点や、ヘンな所でVOBファイルをぶった切らな い(Go-DVDは、VOBファイルのスライス工程で分割する様ですが、チャプタポイントでは無い 所でぶったぎってくれるらしく、PS2で再生すると、一瞬停止状態が発生しました)でくれる 様で(確信は有りませんよ、DVDitだって、変な所でぶった切るかもしれない)、各パーツの 出来と価格はともかく(笑、SEはともかくPEなんてもう一台DVD-Rが買えますぜ)、メニュー いじりやすさで、こっちを使ってみようと思います。 注1 固定的オープニングはGo-DVDでも可能です。 TOPへ
通常通り、アナログ出力を、DVstormのアナログ入力で受けて、DVフォーマットでHDDに 書き出します。参照AVI形式にして、吐き出せば、サイズが一桁多いことを除くと同じ。 次に、StormEditで分割します。分割した先頭しか、DVDのインデックスに登録できませんから、 ここに飛ばしたいという部分では必ずCUTします。 ここで特筆すべき事は、これだけ巨大なファイルであっても、StormEditはほとんどスト レスなく、指定したポイントにジャンプして、IN点(先頭からそのポイントまでCUT)、 OUT点(そのポイントからファイルエンドまでCUT)を指定できることです。しかも、タイムスケール は1秒単位で。これは編集時間の短縮に大いに貢献します。MPEGの編集時に、MSPでも、 コマ送り時は別としても、ほぼストレスなくIN/OUTの指定が出来ましたが、それ以上です。 (もっとも、MSPはその後のエンコードに死ぬほど時間が掛かりますが) 指定が終わったら、ハードウェアエンコードで、ほぼ実時間(実際は1割増し程度)でMPEG に書き出します。画像と音声とを分離して出力出来ますが、今の所あえて分離する必要が ないので、そのまま書き出します。(音声だけ、別圧縮するとかだとここで分離する事に なるのでしょう) 指定本数だけ出力し終わったら、DVDitを起動して、メニュー画面でメニューを作成して、 (自分で、適当なサイズのボタンを作って、登録すれば、メニューボタンも自前でできます) ボタンの部分に、押された時に再生したいファイルをドロップすればOK 念の為に、ファイルに書き出して(VIDEO_TSフォルダーを作る)、WINCDRでDVD-RWに試し焼き。 焼き上がったら、RW対応のDVDプレイヤーで再生して、希望通りだったらDVD-RにCOPYして 完了。 今までの苦労はなんだったんだろう・・・という位スムーズに運びました。 掛かった時間も、録画時、MPEGエンコード時、RWの焼き時間、これらで実時間の約3倍。 あとは、インデックスポイントの数と、メニューに何処迄凝るかにも拠るんでしょうけど、 編集時間とDVDitのビルド時間で1.5倍、トータルで大体実時間の5倍〜6倍程度で DVD-RWの試し焼きまで完了に漕ぎ着けられます。 TOPへ
最初に、DV入れれば楽なのに・・・と人から言われました。きっと、この推移みてて、 「ほら見たことか、意地を張るから・・・」という笑い声が聞こえて来そうです。(苦笑) まぁ、とは言え、個人的にはDVデッキを導入するつもりは、まだありません。過去の資産 を全てDVにする程資金はないし、といって、2時間のDVDに\850程度を掛けていたのでは、 手間を考えても、もっとペイはしそうに有りません。 流しどりのソースとしては、いいのかもしれませんが、衝動買いのツケで、んな金は(;_;) と言う訳で、MSPの対応版がでるまでは当面この状態でしょうなぁ。 TOPへ
以下が、私が直面している(解決/未解決含めた)問題点です。(2001年10月22日現在) 1 MSPからダイレクトにDVD-Rが焼けない Ulead社では、IEEE経由のPioneerの103には対応してないそうです。カノープス社より連絡が ありました。早く対応してくれぇ〜。でも、DVDitから直に焼けるんだったらいらんかも 2 DVD-Rの生皿が高い ようやっと下がって来つつあるようですが、それでも未だ\836/枚します。う〜あと2声は!! 3 作業時間の問題 ハードウェアエンコード導入して、5倍ですから、やっぱ時間が掛かるのは否定できま せん。まぁ、チープなシステムって言ってた割に、ぷっつんきて10万ブチこんだんですから、 文句は言っちゃいけないんでしょうけど。(笑) TOPへ
後書き
ぷっつんきた裏側には、いろいろありました。新たにOSのクリーンインストール
その為に、BOOTメニューソフト(システムコマンダー2000入れました)とか、なんだか、そんな
回り道している間に、本来のTAPE保存のTAPEの劣化が一段と進んだりして・・・
とりあえず、「時は金なり」を都合良く振り回してしまいました。ヽ(^o^)丿
とは言え、旧来のシステムにも未だ愛着が有り、なんとか使っていきたいと思っています。