１．CSSグリッド記述環境の提供
本ソフト「CSSグリッドIEプレフィックスエディター」はソフト自体でレイアウトが作成されますのでCSSグリッドを勉強する必要はありません。（正確には本ソフトで使うプロパティは知る必要がありますので当サイトで説明しています。）しかし、せっかくの機会ですので、もう少し突っ込んで知りたい、学習したいという方も多いと思います。そのために、次のとおり、本ソフトはCSSグリッドを学習する環境を提供し、ソフトを使うことで簡単にCSSグリッドレイアウトを学習することができます。

CSSの解説サイトは数多くありますが、そのページのCSSを実際に試すにはwebページ作成環境を構築してからCSS、HTML文を記述しなくてはなりません。予めこれらのファイルを作っておいてから解説のとおり記述して行かなくてはならず、解説内容を実際に試すには結構面倒です。このソフトを使うことで、「ソフトの起動＝CSSの学習」となり、webページを作成する環境を別途揃える必要はありません。このソフトを使うと起動しただけで、本サイトの内容のCSSファイルやHTMLファイルが用意され、これらの編集、レイアウトの表示をすることができます。簡単に操作ができ、CSSの学習に専念することができます。

２．学習範囲の軽減
本ソフトを使うことで、CSSグリッドの新仕様のみを学習するだけでOKとなります。とてもすばらしいCSSグリッドですが、難点は最新ブラウザでしか対応していないことです。IEのように旧仕様しかサポートしていないブラウザでは、別途IE用に旧仕様に対応したベンダープレフィックスを追加しなくてはなりません。このように、IEでの対応を考えた場合は、旧仕様についても学習しなくてはならなくなりますが、今後消滅して行くであろう旧仕様を今更勉強することはナンセンスです。本ソフトを使うと、新仕様を記述するだけで旧仕様に対応したIE用のベンダープレフィックスを自動で追加しますので、旧仕様については考える必要はなくなります。（対応していない書式等はあります。）

３．コード記述の手間を省く
CSS等を効率的に学習するためには、実際のコードがどのような動きをしているのかを記述しながらカットアンドトライをして、その変化を確認して行くことです。このとき、ベースとなるコードはもともと決まっていることが多く、それらをいちいち記述するのは時間の無駄になります。ソフトを使うことで基本コードをそのままコピーペーストすることができます。そうして、プログラムが作成したコードを自由に改変してそのときの動作を確認しながら学習することができます。

４．勉強方法
本ソフトでCSSグリッドが作成できることを確認した後、各サイトの説明記事を見ながら本ソフトに入力して行き、説明どおりの動作となっていることを逐一確認します。また、値を変えてみての動作確認もして行きます。このとき気を付けなくてはならないのは、ショートハンドが多く、何が基本の書き方か良く分からないという点です。本ソフトで対応していない記述も見られますので、本ソフトでの対応記述を確認しておく必要があります。こうしたときは右のブラウザを使わずに、インストールしているモダンブラウザを使うと良いでしょう。

こうした、CSSグリッドの学習は基本的な内容であれば１時間もかからずに学ぶことができると思います。