ネット碁2題(2)(2003.8)
ネット碁はいつでも碁を楽しめる素晴らしいシステムです。しかし、ごくまれなことですがビックリマナーに出会うことがあります。
1.往生際
碁はすでに終局間際で勝負は大差。すると負けている相手は突然自分の地の中に石を打ち始めました。対局の終了は双方の合意が必要なため、いつまでも対局が終わりません。往生際が悪いというよりいやがらせとしか思えません。
秒読みなしの時間制の碁で相手の持ち時間がほとんど残ってないとき、時間切れ勝ちを目的にこのような妙手?を打つ人もいるみたいです。
2.攪乱作戦
互先でGARAさんの白番。しかし対局が始まっても相手はいつまでたっても初手を打ちません。不思議に思い画面をよく見るとGARAさんの持ち時間が刻々と減っています。
1手目は相手のはずなのにと思いながら打ってみると1手目に白石が表示されました。対局終了後、棋譜を調べると相手は1手目をパスしていたのです。
コミ碁で初手をパスすれば明らかに不利なはずですが、何故このようなことをしたのでしょうか。相手を動揺させるための攪乱作戦なのかもしれません。