(過去ログ 2006 〜 2009)


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新しいパソコン(2)(2009.9)
メインで使っていたパソコンを買い換えました。開発環境を Windows XP上に構築しているGARAさんはこの環境を変えたくないため、Windows7の発売が間近となり、近い将来 Windows XPパソコンが入手困難になることを懸念したためです。また、旧パソコンは4年半使用したので、故障の発生に不安をいだいていたのも一因です。 新しいパソコンは前のパソコンに比べると性能は2倍、価格は半額といったところでしょうか。このパソコンを5年間使用したとすると、毎月の費用(償却費)は1,100円程度で済み、以前に比べ大幅に安くなりました。
また、これまで使用していたプリンタはモノクロレーザープリンタ(EPSON LP−1700S)で既に12年間使用していて、トナーもそろそろ交換が必要になっていました。このプリンタのトナーの価格を調べると1万円強で、これは最新のインクジェットプリンタの価格とほとんど同じなのでトナーでなく、プリンタの方を交換することにしました。プリンタが新しくなったことでカラー印刷ができるようになり、印刷の解像度もアップしたので文書の中の図の印刷がキレイになり喜んでいます。

  新パソコン旧パソコンその前のパソコン
OSWindows XP ProfessionalWindows XP ProfessionalWindows 98 SE
(Windows 2000 Professional で使用)
CPUCore 2 Duo 2.93GHzPentium W 2.80GHzPemtium V 600MHz
メモリ2GB512MB128MB
ハードディスク320GB160GB12GB
光学ドライブDVD-RW, CD-RWDVD-ROM, CD-RWDVD-ROM, CD-ROM
その他ドライブ メモリカードインターフェイスFDドライブ
ディスプレイ20インチ WXGA(1600×900)17インチ SXGA(1280×1024)14.1インチ XGA(1024×768)
メーカーDELLDELL東芝
モデルデスクトップ+液晶モニタデスクトップ+液晶モニタノート
10購入価格\67,830\124,649\247,800
11購入日2009年9月2005年4月2000年7月
12その他・OFFICE なし
・3年間翌日出張修理
・OFFICE なし
・4年間引取り修理
・OFFICE 付き


なんでもノート(2009.6)
なんでもノートを公開ソフトウェアとしてリリースしました。なんでもノートは公開ソフトウェアのエル・ノートをリニューアルしたもので、エル・ノートをベースに操作性を向上させるとともに機能もアップしました。フリーソフトなので無料で使用できます。
パソコン内の情報(データ)やインターネットの情報をもっと上手に管理したいとお考えの方は是非お試し下さい。

なんでもノートの機能概要
なんでもノートはいろいろなものをメモすることができ、メモした各種の情報やデータを統一的に管理することができます。また、管理のための便利な機能も豊富に備えています。操作方法はエクスプローラ(Win XP)に似ているので簡単です。
なんでもノートは次のようなことに使えます。
1.パソコン内のデータ(ファイル)の管理
 データ(ファイル)をなんでもノートで分類/整理するとパソコン内の情報を効率よく管理できます。
 1)ドキュメント(ワープロ文書、EXCELデータ等)
 2)写真(写真のサムネイル表示もできます)
 3)動画
 4)音楽
 5)その他各種データ
2.インターネットにある各種の情報の管理
 インターネットの情報をなんでもノートで分類/整理すると効率よく管理できます。
 1)よく訪れるホームページ(お気に入りのホームページ)
 2)検索(Google等)で見つけた情報
3.いろいろな物事のメモ
 ちょっと記録しておきたいことを簡単にメモできます。
 1)機器の設定方法/操作方法
 2)ソフトウェアの操作方法
 3)住所や電話番号/オフィスの内線番号
 4)預貯金の口座番号/満期日
 5)誕生日/命日/記念日
 6)オンラインサイトのログインIDとパスワード
 7)お気に入りのお店や宿の情報
 8)その他いろいろ
4.日記/予定表/ToDoリスト
 日記/予定表に必要なカレンダは簡単にセットできます。
5.プログラムランチャー

なんでもノートの詳しい説明は
こちら です。


Windows 7(2009.5)
「現行OS(基本ソフト)のビスタ(Vista)は不人気で、マイクロソフトは新しいOSのWindow 7を年末までに発売する」といった内容の記事が5月12日の朝日新聞夕刊に載っていました。
GARAさんが公開しているソフトウェアは、これまで新しいOS(XPとVista)のもとで使用すると若干の問題が発生しており、それに気付くのは新しいOSの発売開始からかなり時間がたってからでした(ひとり言 
2002.08 2008.03)。その反省から今回は早めに動作確認をしたいと思い、Windows 7のRC版(製品候補版(Release Candidate))をダウンロードして使ってみました。
ダウンロードは Windows Live ID の取得や数回の確認メールの受信等、少し面倒なものでしたが無事にできました。 次のインストールの作業ではインストール用DVDの作成が必要でしたが、作成したDVDを使って問題なくインストールが完了しました。パソコンには現OS(Vista)が入っているCドライブとは別のパーティションがあったので、そちらにインストールすると VistaとWindows7の両方が使えるようになりました。
GARAさんの公開ソフトウェアはテストの結果、Windows7では問題がないみたいなのでひと安心です。
Windows7はまだ少し使ってみただけですがその感想は次のとおりです。
1.アイコン
デスクトップのアイコンが大きくなるとともに、タスクバーも大きく(高く)なり、タスクバーの中のアイコンも大きくなりました。少し大きすぎるような気がします。(ディスプレイのドライバがWindows7に未対応なのが原因かもしれません。)
2.シャットダウン
シャットダウンボタンがスタートメニューの中にできていました。このボタンをクリックすると、直ちにシャットダウンが始まります。誤ってクリックすると大変です。これまでのWindowsではシャットダウンを開始するまでにシャットダウンの方法を選択する操作がありましたが、なぜ今回変わったのでしょうか。これまでの方が安全だと思います。 またVistaを最初に使ったときは、どこでシャットダウンを選択すればよいかがすぐにわからず戸惑いました。シャットダウンの方法はWindows XP までのスタイルの方がよいと思います。
Windows 7 Vista XP
シャットダウンをクリックするとすぐにシャットダウンが始まる。 どうすればシャットダウンを選択できるのかがわかりにくい。 シャットダウンをクリックした後、シャットダウンの方法を選択。この時キャンセルもできるので安全。
3.エクスプローラ
Windowsの発展とともにエクスプローラはいつの間にか「アクセサリ」の一部になってしまい、起動するための操作が面倒になっていました。画面左下の「スタート」の右クリックからも起動できましたが、この方法で起動すると「アクセサリ」の中から起動したときに比べ、使い勝手が少し劣りました。Windows 7では「スタート」の右クリックでの起動は「アクセサリ」の中から起動したのと同じになったので使い易くなりました。またWindows7のタスクバーにはエクスプローラのアイコンができていてこれをクリックするとエクスプローラが起動するようになりました。エクスプローラの起動が容易になったことはエクスプローラの復権を意味するのでしょうか。エクスプローラをよく使うGARAさんには有難いことです。
「フォルダ」という名称はWindows 7では「フォルダー」に変わるみたいです。「フォルダー」の方が正しいのかもしれませんが「フォルダ」は10年以上使われてすでに定着しています。今後、マニュアル等の手直しは大変な手間になるのではないでしょうか。
4.インターネットエクスプローラ
インターネットエクスプローラはバージョン8(IE8)になっています。IE8で複数のタブを開いているとき、右上の「閉じる」ボタンを押すと、下のような確認のメッセージボックスが表示されます。この場合、左側のボタンの表記は「すべてのタブを閉じる」が正しいのではないでしょうか。 製品版が発売されるときに直っているか興味があるところです。
5.性能
Windows XP(パソコン1)でストレスなく動いていたプログラムがVista(パソコン2)では画面の反応が遅く(※)なってしまいました(CPUやメモリはパソコン1よりパソコン2の方がはるかに高スペックです)。この辺がVistaは重いという印象を持たれて不人気の一因になっていると思います。同じプログラムをWindows 7(パソコン2)で動かしてみたところXPと変わらない動きになりました。Windows 7ではこのような点も改良されているみたいです。
(※)
1)データを更新してそれをリストビューに反映するプログラムで、XPでは更新からリストビューへの反映まで瞬時に行われていましたが、Vistaでは1呼吸おいてから(時間にすれば1秒弱ですが)反映されていました。
2)エディットコントロールがある画面でマウスを動かすとエディット内とエディット外ではマウスカーソル(マウスポインタ)の形状が変わりますが、XPでは瞬時に形状が変わっていたのがVistaでは1呼吸〜2呼吸おいてから変わっていました。
6.コントロールパネル
コントロールパネルの表示の切り替えはわかり易くなりました。
7.セキュリティの警告
Windows XP SP2 以降、インターネットからダウンロードしたプログラムを実行しようとすると、「発行元を確認できませんでした。・・・・」という警告がでることがあり、この警告の内容がわかりにくいものだったので対応に迷ったことがありました。これは警告を英語版から日本語版にコンバートするときの翻訳ミスが原因ですが、Windows 7では警告の内容が原文に近いものになり、わかり易くなりました。 詳しくはこちら
8.ウエルカムセンター
Vistaを起動したとき最初に出ていた「ウエルカムセンター」が出なくなりました。「起動時に実行します」のチェックをはずさないと毎回、最初に出ていましたが、その必要性がよくわからず目障りでしたので良い事だと思います。

製品版の発売まではまだ約半年あり、それまで改良が続けられるのでしょうが良い製品ができることを期待しています。


ヒカルの碁(2)(2008.8)
今年の朝日アマ囲碁名人戦(朝日新聞、日本棋院主催)の全国大会は各県の代表や招待選手58人中、10代が9人、20代が14人と若い人が大幅に増えました。 また、今年の少年少女囲碁大会の参加者は全国で6000名を超えたそうです。囲碁を打つ若い人が増え、レベルが上がっていることは、囲碁ファンのGARAさんにとって大変嬉しいことです。 これもひとえに「ヒカルの碁」のお陰だと思っています。
最近、碁会所の例会で今年の少年少女囲碁大会のある県の小学生の代表になった子と打つ機会がありましたが、ハンディなしで小学生と打ったのはGARAさんの長い囲碁暦でも初めてのことでした。その碁はGARAさんの勝ちでしたが、相手の子は投了するとき、聞き取れないほどの小さな声で「負けました」といったで思わずかわいそうになりました。
数ヶ月前ですが中学校の囲碁部の顧問をされている先生から公開ソフトの『碁』について、要望のメールがありました。そのメールのやりとりはこれから囲碁を覚えたい人や指導する人の参考になるのではないかと思いましたので、要旨を以下に掲載します。

<顧問の先生>
ソフト『碁』への質問とお願い
はじめまして。この春から中学校の囲碁将棋部の顧問になりました。 将棋は弱いながらも長いこと親しんでいたのですが、囲碁はルールから勉強中です。 生徒の相手をできないので、コンピュータに相手をさせようと適当な対局ソフトを探しているところです。 現在は、フリーソフトなので『彩』と『バリュー囲碁4』を使っています。 また、棋譜を入力することで着手の善し悪しを一手ずつ評価してくれるソフトもあったらいいなと思っています。 この機能は将棋ソフトには必ずと言っていいほどついているのですが、囲碁ではあまり見当たりません。市販品にはあるみたいですが。
<GARAさん>
碁では、良い手、悪い手の判断は大変難しい問題です。常識的には良い手でも場合によっては大悪手になることは珍しくありませんし、その逆もあります。 コンピュータの対戦型囲碁ソフトの強さはまだ人間に遠く及びませんが、良い手、悪い手の判断のルール化が難しく、これが強い囲碁ソフトを開発できない最大の理由だと思います。 碁の格言に「定石を覚えて二目弱くなり」というのがあります。コンピュータは単なる記憶(暗記)は得意ですが、単に定石(この中に悪い手は無いはず)を覚えるだけでは碁は強くなれないところが碁の奥の深さです。市販の囲碁ソフトはおそらく私の100倍以上の定石を記憶しているでしょうが、現実は私に全く歯が立ちません。このようなことから、対戦型囲碁ソフトは良い手、悪い手を示すことができないのだと思います。
<顧問の先生>
碁盤ソフト『碁』も、そんな気持ちでダウンロードしてみました。以下本題。
質問@ 『彩』の棋譜、『バリュー囲碁4』の棋譜、『碁』の棋譜には著作権等の問題で互換性を持たせられないのでしょうか?フリーソフトどうしなら可能な気もするのですが。
<GARAさん>
棋譜形式で著作権を主張しているものはないと思います。 『碁』は他形式の棋譜はSGFとUGFとNGFとIG1を再現できます。各棋譜ファイルの拡張子はそれぞれ .SGF .UGF .NGF .IG1 です。 SGFはインターネット上の棋譜、UGFはパンダネット、NGFは日本棋院の幽玄の間で使用されています。IG1は昔、パソコン通信 で使用されていました。この中で一般に普及しているのはSGF形式です。 『彩』や『バリュー囲碁4』の棋譜が上記形式のいずれかなら、『碁』で再現することができます。
<顧問の先生>
要望@ 『碁』の碁盤に、座標を表示して欲しいです。 新聞に載っている棋譜を入力する際に、ミス続出で何度も やり直している現状をお救いください。
要望A 一手ずつにコメントをつけられるようにして欲しいです。 新聞に載っている対局者や解説者の振り返りを入力しないと どの手が良い手で、どの手が敗着かを入力して、勉強に使うのに とても便利だからです。
<GARAさん>
ご要望の回答ではありませんが、初級者の場合、碁の上達の早道は対局数を重ねることと簡単な詰碁、手筋の問題を数多く解くことだと思います。新聞などに載っているプロの碁は名誉と数百〜数千万円のタイトル料をかけて争う碁なのでアマチュアの相当強い人(5〜6段)でもその手の意味がとても理解できないものです。

メールの要旨は以上ですが、顧問の先生からは「教えていただいたことを参考に、頑張りたい」とのお返事をいただきました。


ピン助(2)(2008.3)
久し振りに公開ソフトウェアをバージョンアップしました。バージョンアップを行ったのは「ピン助」です。バージョンアップのきっかけは「ピン助」を Windows Vista で動かしたところ、うまく動かなかったためです。原因は Vista の Ping の結果が日本語化されていることでした。 この外にもディフォルトのフォントがMS UI ゴシックからメイリオ(Meiryo)に変更されたり、ウィンドウの枠の幅が広がったことによりステータスバーの表示の一部が切れていたので、Vista でも切れずに表示されるようにしました。また、ユーザーから要望があった Ping エラー発生時にいろいろな警告方法を実現できるようにするため、エラーが発生したときはユーザーが指定するプログラムを起動できるようにしました。これによりエラーを通知するメールを送信することや警報音として音楽を鳴らすこと等が可能になりました。
「ピン助」はネットワークの監視に大変便利なソフトウェアですので、是非ご利用下さい。

(参考)Vista の特徴の1つはタイトルバーや枠が半透明になったことですが、それに伴いウィンドウの各部のサイズが微妙に変更されています。 以下は 今回のバージョンアップにあたり調べた、OSごとのウィンドウの各部のサイズの違いです。もしかしたら誰かの参考になるのではと思い載せておきます。
 Windows 2000 以前Windows XPWindows Vista
タイトルバーの高さ182520
ウィンドウの枠の幅448
ステータスウィンドウの高さ202028
単位はピクセルです。


プロ棋士の読み(2008.1)
朝日新聞に掲載された囲碁名人戦挑戦者決定リーグでの高尾秀伸本因坊(黒)−趙治勲十段の対局です。75手目の黒のケイマに対して、白のツケコシ。 この白がシチョウにかからない(シチョウあたりの白石がある)ことはGARAさんにもわかりますが、高尾本因坊はそれにもかかわらずシチョウで追いかけました。ふつうはこんなことをすれば必負ですが、その結果できた黒の壁を生かして右上の白の大石を仕留めてしまいました。
75手から135手まで61手あります。おそらく高尾本因坊は最後まで(シチョウの追いかけっこの後の多くの変化を含めて)読みきっていたのではないのでしょうか。そうでないと取れないシチョウを追いかけることはしないはずです。
お正月のNHKの囲碁番組の中で依田紀基9段は「読もうと思えば1万手でも読めます。しかし難しいのはその結果が自分の側に良いか悪いかの判断です。」と語っていました。また昔、石田芳夫9段が「一目(ひとめ)千手」と語ったのも有名な話です。
数手先を読むのに四苦八苦しているGARAさんにとってプロの頭脳は理解することができない神秘です。


 

135手(上の図の32手)まで。
右上の白石が取られ黒中押勝ち


丸の内仲通り(2007.9)
GARAさんが通勤途上で通っている丸の内の仲通りがホテル・ペニンシュラの完成とともに歩道も整備されすっかりきれいになりました。 東京駅から有楽町にかけてのビルの建替えラッシュはまだ続いていますが、仲通りに面したところは1箇所を除きほぼ一段落したみたいです。 きれいになった仲通りですが、困るのは飲み物の自動販売機が見当たらないことです。しかしこれは景観と引き換えにやむおえないことかもしれません。
平日はビジネスマンが多い仲通りですが、突然「もう少しガンバレ。アベさんみたいになるなよ。ここであきらめたら終わりなんだから」と大きな声が聞こえてきました。 声のする方をみると携帯電話で話をしているビジネスマンでした。アベさんて?と一瞬思いましたが数日前に辞職を表明した、安倍首相のことだとピンときました。 このビジネスマンは部下を叱咤するとき、思わず職務を投げ出した安倍首相の名前を引き合いに出したのでしょう。
美しい国を目指していたはずですが、その結果は脆弱な国と世界に印象づけてしまったことと、このような人が何故か国の首相になってしまう今の日本の政治はGARAさんにとっても少し悲しいことです。

日比谷側から見た丸の内仲通り。
手前左側が最近オープンした高級ホテルのザ・ペニンシュラです。


大石をしとめた(2007.3)
最近打った碁(GARAさんが黒番)で70目を超える大石をしとめることができました。GARAさんの長い囲碁歴でもこれだけの大石を殺せたことは滅多になく、その日はずっとハッピーな気分でした。
最終図は下図のとおりです。ある程度強い人でないと白の大石が死んでいることを理解するのは難しいかもしれませんが、初心者にも勉強になると思いますので死活を考えてみて下さい。 (答えは
こちら。)
この碁を打ったのと同じ日に将棋のプロ棋士の渡辺明竜王が昨年の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」と平手(ハンディなし)で対戦しています。結果は渡辺竜王の勝ちでしたが、渡辺竜王は「思ったよりも強くてびっくりした。実力がプロに迫るくらいまできていると認めないといけない」 と感想を語ったそうです(朝日新聞の記事から)。
将棋連盟は一昨年、プロ棋士が公の場で許可なく将棋ソフトと対戦することを禁止しましたが、チェスに続き将棋でもコンピュータが人間を超える日が来るのかもしれません。一方、囲碁ソフトはまだ人間に遠く及びませんが囲碁の基本である死活の判定に限っても、囲碁ソフトはこの図の死活を正しく判定できるのでしょうか。GARAさんはこの図の死活を 正しく判定できる囲碁ソフトはあまりないのではないかと思っています。
この棋譜はこちらにありますから、囲碁ソフトの開発者の方は興味があれば試してみて下さい。




お詫び(2007.2)
GARAさんは届いたメールを読むときはどのパソコンでも使える点が便利なWebメールを愛用していますが最近、利用しているプロバイダのBiglobeと@nifty共、ログイン画面にお詫びの言葉が掲示されていました。
どちらもWebメールの機能をアップしようとして、不具合(機能不良)が発生したみたいです。NEC系のBiglobeも富士通系の@niftyも日本有数のプロバイダで、NECも富士通もシステムの開発に関しては超大手の企業です。それでも共に新しいWebメールのシステムの開発で不具合が発生し、ユーザーに約束した日に予定していた新機能を提供できなかったことは改めてシステム開発の難しさを思いました。
月刊誌の日経コンピュータに長期連載されている「動かないコンピュータ」はシステム開発の様々なトラブルの例を紹介していますが、いつまでも記事のネタはなくなりません。新しいシステムを開発しようとするとき、予算、工期、人材の制約の中でどうすればシステムのトラブルをなくすことができるのか、非常に難しい永遠の課題です。

Biglobeのお詫び
現在ベーシック版へのログインのみとなっております。
一部機能不具合により標準版へのご案内を停止しております。
フォルダ機能をご利用の方はウェブリメール(Flash版)をご利用ください。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

@niftyのお詫び
Webメール新バージョンについて
1/29に公開を予定しておりましたWebメール(新バージョン)ですが、サービスにつながりにくい状態が
発生したため、現在、公開を延期しております。
原因究明ならびに不具合箇所の修正を進め、対応完了の目処が立ち次第、改めて公開時期をご
案内させていただく予定です。
なお、今回の不具合では、従来のWebメール(旧バージョン)、メールソフト等でのメール送受信のご
利用への影響はございません。
お客様に大変ご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
※公開と同時に開始予定のプレゼントキャンペーンにつきましても再公開時より改めて再開いたしま
す。
<その後の@nifty Webメール(追記)>
@niftyのWebメールは2月末に新バージョンがリリースされましたが、普通のメールソフトと比べても遜色がないくらい使いやすくなったのでビックリしました。


ネットの罠(2)(2006.10)
一時多かったウィルスメールは最近ほとんど姿を見かけなくなりましたが、代わって出会い系サイトからのメールが毎日山のように届きます。 これらの迷惑メールを削除するだけでも手間ですが、メールの中には危険な罠が仕掛けられているものがあることに気付きました。
そのメールはHTML形式のメール(以下HTMLメール)でメールソフト(OutLook)で見ると次のとおりです。
(上のリンク先は安全なところに変更してあります)

このHTMLメールを見ただけでは「紹介窓口はこちら」をクリックしても問題ないみたいですが、実はここに仕掛けがあります。HTMLメールではリンクの内容は隠蔽されていてメールを見ただけではわかりません。メールを右クリックして「HTMLソースの表示」を行うとリンクの内容を見ることができるので、この方法でメールを調べるとリンクの部分は次のように書かれています。

<a href="http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm?user=hoge@infoseek.jp"> 紹介窓口はこちら </a>

インターネットのアドレス(URL)は普通、http://www..... となっていますが、 このURLの後ろの方にある ? 以下はパラメータと呼ばれる部分でこちら側の情報をインターネットのサイト側に伝える目的で使用されます。 このパラメータにこちらのメールアドレスがセットされているため、サイト側は誰が接続してきたのかわかる仕組みです。 上の例では ? のあとにメールアドレスがそのまま記述されているので相手の意図に気付き易いケースですが、この部分がコード化または暗号化されていると危険性を察知することがより難しくなります。 このことはテキストメールの場合でも同じですが、テキストメールはHTMLメールと異なり、リンク先(URL)が ? も含めてそのまま表示されるので危険性を察知し易いといえます。
つながった先がワンクリック詐欺のサイトなら、「見たな。金を振り込め」となります。この場合、こちらのメールアドレスが相手に把握されていますから、しっこく入金の督促メールが来る恐れもあります。
罠にはまらないようにするにはどうしたらよいのでしょうか? 対策は
 1)知らないところからきたHTMLメールは開かず削除する。
 2)HTMLメールの中にあるリンクは、絶対にクリックしない。
 3)テキストメールの中にあるリンクは、アドレス(URL)の中に ? が含まれる場合は絶対にクリックしない。

といったところでしょうか。ただ、パソコンやメールにあまり詳しくない人はHTMLメールとテキストメールの区別も難しいかもしれません。
メールソフトはリンクがクリックされたとき、そのアドレスの中に ? がある場合は、サイトにアクセスを開始する前に警告を発する機能を備えてもらいたいと思います。


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