以前作成し、このサイトでも紹介した「試験にでる英単語」フリーソフト開発秘話、目次へ
当初は大学院入試用として一回こっきり処理できればいい、のつもりで作ったが、これ、大学入試に使っても効果があるのではないか、と思って、ブックオフで220円に値下がりした赤本を買ってきて処理してみた。
「悪くない。」そこで大学入試用に大幅カスタマイズ。かいつまんでいうと処理対象が増えた分、誰でも使えるように、余計な手作業を極力排除して誰もが使う気になるように改良したのだ。
そして感動のオマケ機能
- 入試問題のテキストファイルを直接読み込み。
- 頻度順並び替えのキーが増えた。(出題された問題数。総出現数。)
- 読み込み時の取得情報に品詞も追加。
- 自動辞書引き機能(品詞がわかるので扱いやすい。)
- 単語帳フォーマットに自動編集。
- 単語(ないし品詞)部分をダブルクリックすると、使われている原文を表示。
- それまで作った単語帳に翌年度の問題をするのが追加イメージ。頻度順に並べ直してくれるが、今まで調べた訳語は崩さない。新規追加語、品詞は色付きでわかりやすく。辞書もそこだけ引いてくれる。
「○○語覚えたら原文のどれだけが分かる単語になるか、シミュレートできる。原文にあたって訳語を見つけるというの、結構重要。
coinという単語、すでに日本語となっており「硬貨」を意味しますが、英語の品詞としては固有名詞を除いても形容詞、他動詞、名詞と3つあります。それぞれ第一義は「貨幣の」「鋳造する」「硬貨」であり、外来語となったコインの意味から当たり前のように類推できますが、過去問題での使用例を見ると「(新しい言葉を)作る」という意味なのです。しかも複数問題文で。(というか「硬貨」の意味では使われていない。)
divisionに至っては「細胞分裂」の意味で使われます。まず出てこない訳語です。使いやすく、つまり完成度が上がったところで気がついた。
「この程度のもの。それなりの規模がある予備校や出版社なら作ってて当たり前なんじゃなかろうか。」でも見つからないなあ。確かに機能をデザインするセンス、私、人と違うから。
せっかく作ったので、使っているところを動画に編集してYouTubeにアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=7csGKeMWhKE
それなりに頑張ったから、みてちょーだい。