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間違いは誰にでもある!

肉体属性とは?


図:肉体属性
  • 肉体の有無を示しているのではない
  • 主に肉体パレットの効果用

 肉体属性は非常に誤解されやすい属性だ。字面だけ見て肉体の有無を表す属性と思われてしまいやすい。もちろんそれは誤りだ。CardWirthEditor の ヘルプをよく読んでみよう。

正常な肉体を持つキャラクタに対して、特に効果を発揮することができます。つまり、“命を持たない”の属性を所有するキャラクタに対しては、効果を発揮しません。
 以上のように書いてあるはずだ。具体的には、毒や薬、失血や生命力吸収などの効果属性に用いるべきだろう。名前こそ「肉体属性」だが、実際は「生体属性」のようなものだと覚えておこう。

魔法属性・神聖属性とは?


図:神聖属性・魔法属性
  • 魔法属性は“魔法生物”属性を持ったキャラにしか効果を発揮しない
  • 神聖属性は“不浄な存在”属性を持ったキャラにしか効果を発揮しない

 リューンで売っているスキル「魔法の矢」を調べてみよう。全属性ダメージが Lev*5、魔法属性ダメージが Lev*3となっているはずだ。これは、魔法の矢が命中すると、普通のキャラには、Lev*5、魔法属性を持ったキャラには Lev*8ダメージが与えられるということを示している。
 このように全属性と組み合わせるのが、魔法属性スキル・アイテムを作る場合の基本設定方法になる。魔法属性しか持っていない攻撃スキルやアイテムはほとんど役に立たないことを理解しておこう。
 同様に、神聖属性しかもっていない回復系カードも作らないように。アンデッドやゴーストにしか効かないぞ。

全属性とは?

  • 「無属性」と考えよ

 「全属性」=「何にでも効く強力属性」ではない。特殊属性ではないというだけだ。「無属性」と考えても良いだろう。

「攻撃」・「魔法」などの基本キーコード

  • 全ての攻撃に「攻撃」のキーコードが付く
  • 全ての魔法に「魔法」のキーコードが付く

 スキルやアイテムに「炎による攻撃」などのキーコードを付けると、ついつい「攻撃」や「魔法」を付けるのを忘れてしまいがちだ。気を付けよう。特にこういう基本的なキーコードの不備は、他のシナリオで異常動作を引き起こし、プレイヤーを混乱させてしまうぞ。

要注意キーコードとは?

  • 「精神を回復」は正気に戻すことを意味。精神力を回復するのは別キーコード
  • 「魔法による攻撃」は魔法を使った攻撃という意味ではない
  • 「召喚獣」は召喚カードではなく、召喚獣カードに付与する
  • 「召」・「召獣」は間違い

 詳しい解説が欲しければ、鍵符解説から「キーコード大全」を選ぶか、GroupASK のシナリオを自分で詳細に分析してほしい。
 なお、以前はここに「『暗殺』は殺すことではなく、忍び寄ることを意味する」という項目があったが、そういう解釈がもはや通用しないほど「暗殺」=「殺し」が広まってしまったので、項目を削除した。「暗殺」=「忍び寄り」or「奇襲」派としては無念である。

付けるべきキーコード

  • 強力スキル・アイテムには必ず特殊キーコードを付ける

 威力が法外だったり、麻痺・対象消去などの効果を持つ必殺スキル・アイテムには、必ず何らかの特殊キーコードを付けて、他のシナリオ作者が無効化イベントを組めるようにしよう。
 具体的にどういったキーコードを付けるのが望ましいかは、「キーコード大全」で確認されたし。

効果目標の設定

図:効果目標
  • 「対象無し」だと効力が発揮されない

 スキルやアイテムカードの[属性]タブに含まれる[効果目標]だが、デフォルトでは「対象無し」になっている。しかしこれではカードに設定した通常の効果が発揮されない。正しい効果目標を設定するのを忘れないようにしよう。もちろん使い道のない宝石などや、持っているだけで効力のあるアイテムなどは「対象無し」で構わない。逆に対象が設定してあると、もしかしたら使い道があるのではないかとプレイヤーを悩ませることになるかもしれない。
 この「対象無し」バグは、無いように見えてけっこうありがち。

カード使用時イベントの制限

  • 使える画像と音は、デフォルトと各シナリオフォルダ内のものだけ
  • 他シナリオでは、フラグやステップは使えないか、誤動作する
  • 他シナリオでは、エリア・戦闘関連コンテントは使えない
  • 他シナリオでは、パッケージ関連コンテントは使えない
  • 他シナリオでは、キャスト関連コンテントは使えない
  • 他シナリオでは、情報関連コンテントは使えない
  • 他シナリオでのカード所有分岐は、常に上の選択肢になる
  • 他シナリオでは、カード選択消去は使えない

 ver.1.20で、カード自体にイベントが付加できるようになり、いろいろと面白いことが出来るようになったわけだが、このカード使用時イベントには様々な制限があることを忘れてはいけない。
 パッケージもそうなのだが、使用時イベントは基本的に「シーン」であり、シナリオから独立したフラグやステップ、画像や音などを持つことができないため、それらを含むイベントを持つカードを他シナリオで使用すると誤動作してしまう。
 音はデフォルトのものに限って使用する。フラグはクーポンで代用する。……などなど、あれこれ工夫してみよう。

 なお、ここに書いた制限にひっかっかりそうに見える「バトル判定分岐コンテント」は使用可能であることを付け加えておく。

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