付録:CSS対応状況表

視覚整形

display

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
block 1-2××
inline 1-2××
list-item1-2×××××
marker 2 ××××××××××××
none 1-2×
run-in 2 ×××××××××
compact 2 ××××××××××
table関連2 ×××××××
Win版 Opera 6
'run-in' は,後続要素がブロックレベルではない場合でも,後続要素の前にインラインで整形されてしまう。
'compact' は,コンパクト要素にマージンが設定されていると,後続ブロックの一行目が正常に整形されない。
table関連の値のうち 'table-column-group' はサポートされない。
table関連の値のうち 'inlne-table' は,キャプション要素が存在すると正常に整形されない。
Win版 Opera 7
table関連の値のうち 'table-column-group','table-column' はサポートされない。
Netscape 4
'block' を指定した場合,当該要素の前方は折り返されて,後方は折り返されない状態で整形される。
'inline' を指定した場合,当該要素の前方は折り返されないが,後方が折り返されてしまう。
'list-item' を指定した場合,ブロックレベルには整形されるけれど,マーカーは表示されない。
Netscape 6〜7.1
table関連の値のうち 'inline-table' はサポートされない。
関連バグ情報:

position

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
static 2×
relative2×
absolute2×
fixed 2×××××××
Mac版 MSIE 5
'fixed' は,始点アンカー(href属性を持つa要素)と不具合がある。
Netscape 4
全体的に不安定。
Netscape 6.1以降
6.1以降からは 'fixed' をサポート。
関連バグ情報:

top,right,bottom,left

プロパティ IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
top 2×
right 2×××
bottom2×××
left 2×
Win版 MSIE 5〜6,Win版 Opera 6
top と bottom のパーセント指定が,包含ブロックの高さが明確ではない場合でも有効になってしまう。
Win版 MSIE 5〜6,Mac版 MSIE 5,Win版 Opera 6
絶対配置の要素に left と right を同時に指定しても,right は無視されてしまう。
MSIE は絶対配置の要素に,top と bottom を同時に指定しても,bottom は無視されてしまう。
Win版 Opera 6
bottom を指定していて,top と height が指定されていない場合の配置が異常。
width が明示されていないと right が効かない。効いたしても正常に整形されない。
相対配置の要素に対して,top にパーセント指定すると,ピクセル値として解釈される。
関連バグ情報:

float

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
共通1-2×
Win版 MSIE
フロートに後続するブロックレベル要素に widthheight(もしくは両方)が明示されている場合,フロートの位置を確保するために行ボックスを短縮するのではなく,その後続ブロックボックスの幅自体をフロート幅にあわせて短縮してしまう。
Win版 MSIE,Netscape 4〜7.1
インライン要素や匿名ボックスの弟にフロート要素がある場合,直前の行に含まれる内容がフロートの側面に新たに流し込み直されない。結果としてフロートがあるべき位置より一行下の位置に整形されることになる。
関連バグ情報:

clear

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
共通1-2×
Win版 MSIE,Win版 Opera 6〜7
要素のボーダー上辺ではなく外上辺を,先行するフロートの外下辺まで下げてしまう。
関連バグ情報:

z-index

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
auto 2×××××××
<integer>2×
Win版 MSIE 4〜6,Mac版 MSIE 5,Netscape 4
相対配置の要素に負の値を指定すると正しく整形されない。
Netscape 6.1〜7.1,Win版 Opera 6
負の値を指定するとボックスが消えてしまう。
関連バグ情報:

direction

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
共通2××××××

unicode-bidi

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
共通2××××××

width

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
<length> 1-2×
<percentage>1-2×
auto 1-2×
Win版 MSIE 4〜5.5,Netscape 4
内容領域の幅ではなく,ボーダー+パディング+内容領域の幅で計算される。
Win版 MSIE 4〜6
指定された幅よりも内容量が大きい(内容を折り返せないときなどの)場合,あるいはブロックの幅がその包含ブロックに対して大きすぎる場合などに,はみ出した内容が収まるようにボックスの幅を拡張して整形してしまう。overflow: visible; の場合)
Win版 MSIE 6,Mac版 MSIE 5
標準準拠モードの時にのみ内容領域の幅として正しく計算される。
関連バグ情報:

min-width,max-width

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
<length> 2×××××××
<percentage>2×××××××
none 2×××××××××
Win版 Opera 6〜7.1
max-widthプロパティの 'none' はサポートされない。

height

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
<length> 1-2××
<percentage>2 ××
auto 1-2××
Win版 MSIE 4〜5.5
内容領域の高さではなく,ボーダー+パディング+内容領域の高さで計算される。
Win版 MSIE 4〜6,Win版 Opera 7 の互換モード
要素の高さが,包含ブロックに明示された高さを越える場合(包含ブロックの高さが内容量によってではなくheightプロパティによって与えられる場合),はみ出した内容が収まるようにボックスの高さを拡張して整形してしまう。overflow: visible; の場合)
Win版 MSIE 6,Mac版 MSIE 5,Win版 Opera 7
標準準拠モードの時にのみ内容領域の高さとして正しく計算される。
Win版 MSIE 4〜6,Mac版 MSIE 5,Win版 Opera 6
パーセント値を指定した場合,包含ブロックの高さが明確ではない場合でも,祖先の何処かで高さが明示されていれば,その高さを基準に計算してしまう。
関連バグ情報:

min-height,max-height

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
<length> 2×××××××
<percentage>2×××××××
none 2×××××××××
Win版 Opera 6〜7.1
max-heightプロパティの 'none' はサポートされない。

line-height

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
normal 1-2××
<length> 1-2×
<number> 1-2
<percentage>1-2
Win版 MSIE 3
実数値や長さの単位として 'em' や 'ex' を指定した場合,ピクセル値として解釈される。
Win版 MSIE
置換要素がある行では line-height の指定が無視されてしまう。
非置換インライン要素の場合,行ボックスの高さの計算には影響を及ぼすけれど,ボックスの高さ自体は変化しない。
Win版 Opera 6
'normal' を指定しても,祖先要素に指定された値を打ち消せない。
Netscape 4
インライン要素に対して指定しても効果がない。
相対指定(em,ex値,パーセント値,実数値)を算出するとき,要素自身のフォントサイズではなく,親要素のフォントサイズを参照する。
実数値を指定した場合,その値が当該要素の子孫部に正しく継承されない。
img要素を含んだ範囲に line-height を指定すると,画像や文字が重なって整形されてしまう。
関連バグ情報:

vertical-align

インライン要素の場合

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
baseline 1-2××××
middle 1-2××
sub 1-2××
super 1-2××
text-top 1-2××××
text-bottom 1-2××××
top 1-2××
bottom 1-2××
<percentage>1-2×××××
<length> 2 ×××××
Win版 MSIE 4〜5
'top','bottom','middle' は,非置換インライン要素には効果がない。
Win版 MSIE 5.5〜6
非置換インライン要素に 'top' と 'bottom' を指定した場合,それぞれ 'text-top' と 'text-bottom' と同じように扱われる。
Win版 MSIE 6
line-height が高い要素にパーセント値を指定すると正常に整形されない。
sup要素に対してパーセント値指定した場合に正常に解釈されない。
Mac版 MSIE 5
'middle' は,行内の他の要素よりも低い要素に指定した場合に正常に整形されい。
'text-top' と 'text-bottom' は,それぞれ 'top' と 'bottom' と同じ様に扱われる。
line-height が明示されていない要素にパーセント値を指定すると正常に整形されない。
関連バグ情報:

セル要素の場合

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
baseline 1-2××
middle 1-2×
top 1-2×
bottom 1-2×
Win版 MSIE
当該セルに 'baseline' が指定されている場合,他にベースライン揃えのセルを含まない行であっても,行の中に当該セルよりも大きいフォントサイズのセルがあれば,セル上辺からそのフォントのベースラインまでの高さ分下の位置に整形してしまう。
セル要素に指定された 'text-top','text-bottom','super','sub' などは効果がなく,代わりにベースラインに揃えることになっているけれど,'text-top' と 'text-bottom' は 'top' と 'bottom' の様に扱われ,その他の値は 'middle' として扱われる。
関連バグ情報:

overflow

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
visible2××××××
scroll 2××××
hidden 2×××
auto 2×××
Win版 MSIE 5〜6
当該要素の幅が明示されていない場合,'hidden','scroll','auto' を指定しても無視されてしまう。
'visible' が適用された場合,はみ出した内容が収まるようにボックスを拡張して整形してしまう。
Mac版 MSIE 5
'visible' が適用された場合,ボックスは拡張されないが,はみ出した内容を避けるように後続ボックスが配置される。
html,p,pre,h1〜h6,center,address,form,dl,noscript,noframes要素に overflow を指定すると,要素内容が表示されなくなる場合がある。
Win版 Opera 6
'scroll' は 'hidden' として扱われ,'auto' は 'visible' として扱われる。
Win版 Opera 7 の互換モード
'visible' が適用された場合,垂直方向にはみ出した内容が収まるようにボックスの高さを拡張して整形してしまう。
Netscape 6〜7.0
'auto' を指定していて,内容がはみ出した場合でもスクロールバーが出ないことがある。
関連バグ情報:

clip

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
共通2××××××××××××
Win版 MSIE 5〜6,Netscape 6〜7.1,Win版 Opera 7
絶対配置されている要素のみ,切り抜き指定が有効になる。
ただし,改訂版であるCSS2.1仕様ではそれで正しい。
Win版 MSIE 5〜6,Mac版 MSIE 5,Netscape 6〜7.1,Win版 Opera 7
各辺から内側への距離ではなく,左上を基準として領域を指定するようになっている。
overflowプロパティの値とは関係なく切り抜かれてしまう。
ただし,改訂版であるCSS2.1仕様ではそれで正しい。

visibility

IE3 Win IE4 Win IE5 Win IE5.5 Win IE6 Win IE5 Mac N4 Win N6 Win N7 Win N7.1 Win O6 Win O7 Win
visible 2××
hidden 2××
collapse2××××××××××××
表の列,列グループ,行,行グループ要素に設定した場合の挙動:
Win版 MSIE
行や列要素に対して「collapse」を指定しても効果がない。
列や列グループ要素に「hidden」を指定しても無効なはずなのに,非表示になる。
Mac版 MSIE 5,Netscape 6以降,Opera 6以降
「collapse」を指定しても「hidden」と同じになるだけで,行や列が詰められることはない。
Opera 6以降で効果が現れるのは行要素だけ。
Mac版 MSIE 5,Netscape 6以降
列,列グループ要素に「collapse」を指定しても何の効果もない。
関連バグ情報: