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blancoSvnConf
[blanco,Subversion,svn,conf,リポジトリ] 「Subversionリポジトリ定義書」という Excelブックから、Subversionリポジトリのための設定ファイルを自動生成します。
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blancoSvnConfは、「Subversionリポジトリ定義書」という Excelブックから、Subversionリポジトリのための各種設定ファイルを自動生成します。
視点 |
自己評価 |
説明 |
対応環境 |
- |
Subversion |
出現頻度 |
★ |
Subversionのリポジトリ管理をする人に有益です。 |
適用効果 |
★★★ |
すぐに効果を得ることができます。 |
導入のしやすさ |
★★ |
自動生成される設定ファイルを理解すれば、あとは簡単に導入できます。 |
EclipseプラグインおよびApache Ant形式によって、簡単に利用することができます。そして、オープンソースのもと配布されています。
下記のように Subversionリポジトリ定義書という様式に必要項目を記入していきます。
記入が終わったら、Eclipseプラグインの「Subversion設定ファイル生成」ボタンを押すだけで、必要な 設定ファイルを自動生成することができます。
以下のような設定ファイルが自動生成されます。
リポジトリの認証ファイル
############################################################
# <d:/data/svn.conf/Sample.svnauthz>
#
# このファイルは [Sample] リポジトリのための Subversion認証ファイルです。
#
# リポジトリ定義ID: Sample
# 説明: これはサンプルの Subversionリポジトリです。(新規+非登録者利用なしバージョン)
# ホスト名: localhost
# 基準ディレクトリ: d:/data/svn
# 管理者ID: Taro
# 有効期間・開始: 2008/01/18
# 有効期間・終了: 2008/12/31
############################################################
[groups]
# ●読み書き(rw): 5名
# Taro (太郎)
# Ichiro ()
# Saburo ()
# Goro ()
# Rokuro ()
committer = Taro,Ichiro,Saburo,Goro,Rokuro
# ●読み込み(r) : 4名
# Hanako (花子)
# Jiro (次郎)
# Siro ()
# Nanaro (七郎)
reader = Hanako,Jiro,Siro,Nanaro
[/]
# 非登録者利用は、ありません。
@committer = rw
@reader = r
########################################
# ●Subversionリポジトリ作成コマンド例
# svnadmin create d:/data/svn/Sample
########################################
####################
# end of file
####################
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Apache HTTP Server のためのリポジトリ定義設定ファイル
<apache>/conf/extra/httpd-svn.conf |
############################################################
# <<apache>/conf/extra/httpd-svn.conf>
#
# Subversionリポジトリ定義。
#
# ホスト名: localhost
#
# このファイルを有効化するためには、Apache の httpd.conf ファイルに以下の行を追加します。
# Include conf/extra/httpd-svn.conf
############################################################
########################################
# リポジトリ定義ID: Sample
# 想定URL: http://localhost/svn/Sample/
# 説明: これはサンプルの Subversionリポジトリです。(新規+非登録者利用なしバージョン)
<Location /svn/Sample>
DAV svn
SVNPath "d:/data/svn/Sample"
AuthzSVNAccessFile "d:/data/svn.conf/Sample.svnauthz"
</Location>
########################################
# リポジトリ定義ID: Sample2
# 想定URL: http://localhost/svn/Sample2/
# 説明: これはサンプルの Subversionリポジトリです。(削除+非登録者利用ありバージョン)
<Location /svn/Sample2>
DAV svn
SVNPath "/var/svn/repos/Sample2"
AuthzSVNAccessFile "/var/svn/repos.conf/Sample2.svnauthz"
</Location>
####################
# end of file
####################
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※この例では Windows と UNIX の例 (ディレクトリ) が混在しています。通常の運用では、いずれか一方に揃えられるのが普通でしょう。
blancoSvnConfの実行形式は、下記のページからダウンロードすることができます。
blancoSvnConf は Eclipseプラグインまたは Apache Ant形式によって実行することができます。あなたの手元に
Eclipse (3.2以降のバージョン) と Excel(*.xls)形式のファイルを編集可能な表計算ソフトがあれば、すぐに
そして簡単に blancoSvnConfを試すことができます。
blancoSvnConfを使うと、Subversionリポジトリの設定ファイル作成という ルーチンワーク的で
しかし厄介な作業から人間を解放することができます。Excelなどの表計算ソフトを使って、Subversionリポジトリ定義書 に必要項目を記入するだけで、Subversionリポジトリ設定ファイルは自動生成できてしまうのです。
そんな便利なツールが オープンソースのもとで公開・提供されているのです。
ぜひ blancoSvnConfを試してみてください。Eclipseプラグイン形式となっているので、あなたの手元に Eclipse環境一式があれば、プラグインとして登録するだけですぐに使ってみることができます。
blancoSvnConfを利用する主な手順は下記のようになります。
- Eclipseプラグインをインストールする。
- blancoSvnConfプラグインを起動する。
- blancoSvnConfプラグインで Subversionリポジトリ定義書(*.xls)ファイルを作成する。
- Excelなどの表計算ソフトを使って、Subversionリポジトリ定義書を記入する。
- blancoSvnConfプラグインで 設定ファイルの自動生成をおこなう。
- 自動生成された設定ファイルを使って Subversionを運用する。
blancoSvnConfはオープンソース/フリーソフトウェアです |
いがぴょんについて
Last modified: $Date: 2010/09/27 20:42:52 $