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ラジオ
あなたはラジオを何台もっているだろうか。
自分はといえば、ラジカセ2台、チューナー1台、ミニコンポ1台、携帯プレイヤー1台、文字放送ラジオ2台、携帯ラジオ1台、車載チューナー1台、災害ラジオ1台。全部で10台。
子供の頃からラジオが好きだったが、聞くのより作る方が好きだった。
どっちかっていうと、トラジスタラジオよりダイオードラジオの方が好きだったような気がする。別にAM放送の方が好きだったというわけではない。作りやすかっただけである。
FM放送の方が好きだった。いまでもほとんどそのままである。
AM放送で楽しみにしているのは、月曜と火曜、金曜の夜20:00からの国営放送のみ。
月曜と火曜はクイズ形式のトーク番組、金曜はオールディーズを放送している。
その他の曜日の同番組はというと... ダメである。
ほとんどお年寄り向けのド演歌番組になってしまうのである。
FM番組の方が楽しい場合が多い。
私の住んでいる場所では、最近あるローカルFM局がガンバッテいるのである。
人の話では、その放送局は掘っ建て小屋であるということなのだが、木曜20:00はマニアックなジャズ番組を流すし(こぶ平さんがやっている)、金曜20:00は沖縄FMちゃたん発信の面白いトーク番組を流している。
東京FM系では、土曜19:00からの板橋恵子さんのJAZZ STRUTTIN'がお勧めだ(単に私が板橋さんのファンなのだが)。

ラジカセは2台ともサンヨー製だ。もちろん、指名買いなのである。
いまはあまり売っていないかもしれないが、その昔はこいつは音がよいことで評判であった。
同じ価格帯なら、誰が聞いても一聴してこいつだけ音が違うことが分かった。
買おうとして店員に声を掛けようと思ったら、後から来たアベックが「こいつ音がいい!」とかいって、私よりも先に買っていったくらいである。
文字放送ラジオも、仕事柄よく使っているのだが、こいつも便利だ。
インターネットでニュースを手に入れられないときでも、FM電波が届きさえすればニュース・天気予報を入手できる。ただし、通常のラジオよりも感度が悪いことが多い。
文字放送第一世代からあるのだが、その昔よりはだいぶ小さくなった(感度も下がったが)。

その昔流行ったBCLにもハマった。
BCLとは、ブロード・キャスティング・リスナーズの略だ。放送愛好家ということらしい。
流行ったのは、ベリカードとかQSLカードとか呼ばれる「放送を聞きましたカード」をコレクションすることだった。
もちろん、放送を聞いただけではもらえない。時間や場所、感想などを明記して送り、カードを下さいといわなければならない。いつでももらえるわけではなかった。
AM放送でもベリカードをもらえたが、私の場合はBCLといえば短波放送だった。
家の裏手にダイポールアンテナを張り巡らし、日々これに励んだ。
早起きはもっとも苦手とするところであったが、眠いのをガマンしながら「バチカン放送」とかを受信しようと励んでいたのだった。
「アンデスの声」とか、なるべく受信しづらい放送局を聞くことに熱中していた。
「ドイチェ・ヴェレ」、「モスクワ放送」、「BBC」(ビッグ・ベンを聞くことは、BCLファンの常識的日課だった)などが人気局だったような気がする。
朝、眠い眼をこすりながらチューニングをいかようにしても目的の局が受信できないときは、何だかもすごく損をしたような気分になっていた。
結局ベリカードは二枚しか集められなかった(でも1枚は貴重品だったのだ)

ところで、鉄サビでラジオが作れることをご存じだろうか。
その昔、第2次世界大戦中に落とされた米軍の兵士が鉄のサビでラジオを聴いていた、という本を読んで、一時期私は熱中した(ホント勉強以外のことには熱心だった)。
中学1年くらいことだったと思うが、何故かこれが大流行したのだった。
材料はクリップピンと髭剃り用の刃もしくは釘、100Vプラグ、100pFセラミックコンデンサ、クリスタル・イヤホン、ポリバリコン、コイルである。
メインは、釘もしくはひげ剃り用の刃の「さびかけた部分」を探すことだ。
ここに、クリップピンを「軽く」当てる。これにACアンテナ及びポリバリコン、コイルをつなげ、クリスタルイヤホンをつけると完成だ。
100Vプラグと100pFセラミックコンデンサをどう使うのかというと、これでACアンテナを作るのである。
100Vプラグの片側だけの端子に(間違っても両側につけてはいけない。作るときは充分考えること。何があっても保証しない)、100pFのセラミックコンデンサをつけてコンセントに差し込むと、セラミックコンデンサの足のもう片側がアンテナの代わりになるのである。
電池などを全く必要としないで、主要な放送局程度なら受信できるはずである。
最近では技術が進んで(気づかなかっただけだが)、金ダワシでも検波が出来るようになったらしい。革新的進歩である(なんか容積が大きくなっているのが気になるが...)。
気になる方は、こちらをアクセスしてみていただきたい。
鉄さびラジオのURL
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sugicom/kazuo/neta/butu2.html
金ダワシラジオのURL
http://www2.tokyo-ct.ac.jp/~d/index.files/KasaRadioHP/
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