4 枚メジャーから 5 枚メジャーへ ・・・

  © boco_san (ぼこさん) 2003/04 〜 SAYC ビッド・サマリー メイリオ印刷

  4 枚メジャーのシステムでブリッジを覚えて,久しぶりに,またブリッジを始めようという人が とまどうのは,今の主流が 5 枚メジャーに なっていることです。

  交流ラウンジにも このような方が,時たま,来られます。
  ブリッジのルールが変更されたわけではないのですが,ビッドの考え方が少し変ったと申し上げると,びっくりなさいます。

  そこで,4 枚メジャーから 5 枚メジャーへ移行する際の注意点をまとめてみました。

  実は,これについては,以前に,『かずちゃんのブリッジって何?』の掲示板に,skazumi さん ご自身が簡単な投稿をなさったのですが, ここでは,それをふくらませた形でまとめました。

  もう一度ブリッジを始めようという方の お役に立てばと思います。

  1. 全体的なこと
  2. ハンド評価
  3. ノートランプ・オープン
  4. それに対する応答
  5. 1 の代のスート・オープン
  6. それに対する応答
  7. オープナーの 2 回目のビッド
  8. 2 の代のスート・オープン
  9. スコアの変更
  10. リファレンス

全体的なこと

  話が細目に進む前に,全体の感じをまずお伝えしようと思います。
  4 枚メジャーと 5 枚メジャーでの考え方の違いをいくつか挙げると・・・。
  1. メジャースート () とマイナースート () を区別し, メジャースートを優先します。

    メジャースートは得点の上でもビッドの上でも有利ですが,ビッドシステムの中でも,この 2 種類を区別して考えます。
    その顕著な表れとして,
       「 1,1 オープンには ( 4 枚ではなくて) 5 枚必要である」
    となっており,このため,5 枚メジャー・ビッドシステム ( 5-card major bidding system) と呼ばれています。

  2. はげしく競り合います。

    4 枚メジャーのシステムは,ビッドにかなりゆとりがあり,ゲームやスラムを狙うときには, ほとんど自分たちだけでビッドできました。 ところが今のブリッジでは,このような良い手に ディフェンダーが積極的に介入します。 二人だけの楽園は もう無くなってしまったのかも知れません。
      この状況を,「だから ブリッジは面白い」と言う人と,「せちがらくて つまらなくなった」と言う人がいます。

  3. ぎりぎりのビッドをする傾向にあります。

    これも,「競り合う」ということから お分かりいただけると思います。
    たとえば,オープナーの切り札をサポートしてダブルレイズ (1 3,
    1 3) するのは Forcing Raise から Limit Raise に変更されました。

  4. 切り札の枚数に敏感です。

    ふたり合計して 8 枚のカードがあれば,ゲームを狙うための切り札として有効なので,それを何とかして探そうとします。
    弱めの手でも,切り札が 9, 10 枚以上あると,強気でビッドすることがあります。

  5. 各種のコンベンションに頼る傾向があります。

    たとえば,1NT オープンに対して ステイマンを使うことは必須であり,トランスファもよく使われます。


ハンド評価

  1. HCP (High Card Points,ハイカード・ポイント)

    ブリッジのビッドは,Charles H. Goren が 1949 年に提案したビッド・システムにより,分かりやすくなったと言われています。その出発点は,
         A=4,K=3,Q=2,J=1
    と HCP を数える おなじみの方法です。これは,もちろん,現在もそのまま使われています。

  2. LP (Length Points,長さ点)

    HCP のほかに,カードの枚数分布を考慮する「長さ点」があります。
    Goren の方法では,短いスートに注目して
       2 枚のスート (ダブルトン) があれば   +1
       1 枚のスート (シングルトン) があれば +2
       0 枚のスート (ボイド) があれば    +3
    と加算していました。

    この方法は現在でも一部の人が使っていますが,多くの人は,長いスート加点する方法を採用しています。
    それは,
       5 枚のスートがあれば +1
       6 枚のスートがあれば +2
       7 枚のスートがあれば +3
    というものです。
    これを Length Points と呼びます。そして,これを HCP に加えたもの
         TP = HCP + LP
    が総点 TP (Total Points) です。
    この TP を 普通は単に「点 (pts)」と呼び,ハンドの評価に使います。
      ノートランプ・コントラクトで,ダミーが長いスートを持っているとトリックを沢山取れるので, 長さ点は,ノートランプでも ダミーについてだけは 有効だと考えられています。

  3. DP (Dummy Points, ダミー点)

    変更はありません。
    スートのコントラクトでダミーになって,切り札をサポートできる場合には,ダミーの切り札で 切れることを評価して

    サイド・スートの内容切り札 3 枚
    の場合 
     切り札 4 枚
    の場合  

       2 枚のスート (ダブルトン)+1+1
       1 枚のスート (シングルトン)+2+3
       0 枚のスート (ボイド)+3+5
    により,ダミー点 (Dummy Points, DP) を加算します。
    切り札が 3 枚の場合には,ラフの可能性が低いので,DP を小さく評価します。
    そして,これを HCP に加えたもの
         TP = HCP + DP
    が総点 TP (Total Points) です。
    この TP を 普通は単に「点 (pts) 」と呼び,ダミーの手の評価に使います。

  4. マジック・ナンバー

    ゲームをつくるのに必要な強さは,ふたりの点数を合わせて
         3NT     26 pts
         4 の代    26 pts
         5 の代    29 pts
         6 の代    33 pts
         7 の代    37 pts
    というのが,Goren 以来の数字です。
    この数字に 基本的には 変更はありませんが,1行目だけは
         3NT    25 pts
    が普通になっています。その理由として,「Goren の時代よりプレイの技術が進んだため」と いう説明を何かで読んだ記憶がありますが,どこだったか思い出せません。
      25 という数字は,プレイに自信がある人のための数字と考えてよいでしょう。


ノートランプ・オープン

  1. 1NT オープンの強さ

    1NT オープンする人の手は,
         バランス・ハンド(balanced hand) であって,
         16〜18 HCP
    というのが普通です。
     これも基本的には変更されていませんが,上に述べたように 3NT に 必要な強さが 26 pts → 25 pts となったことに伴って
         15〜17 HCP
    とする人が多くなりました。
    これにより,1NT オープンの機会が 37% 増えます。

  2. バランス・ハンド (balanced hands)

    バランス・ハンドとは,カードの枚数の分布が
        4-3-3-3, 4-4-3-2, 5-3-3-2
    の 3 通りのどれかに当たる場合です。

    したがって,5 枚のスートを持っていても,1NT オープンすることがあります。 5 枚のスートは,メジャースートのこともありえます。
     ときどき誤解が起こるのですが,「 5 枚メジャーシステム」は

    メジャースートでオープンするには,5 枚が必要である
    (つまり,必要条件)
    という意味であり
    5 枚のメジャースートを持つ手は,絶対に 1NT オープンしない
    という意味ではありません。

それに対する答えかた

  1. ステイマン (Stayman) の使用

    ステイマンは,1NT オープンの後で,メジャースートの 4-4 フィットを 探すコンベンションです。 4 枚メジャーのときから使われていますが,5 枚メジャーでも非常によく使われます。

    また,レスポンダが 5 枚のメジャースートを持っている場合には,ジャコビ ・トランスファ (Jacoby Transfer) と いうコンベンションを使うのが有効であり,かなりよく使われています。
      はじめに述べたように,メジャースートを切り札にしてゲームがあるかどうかを探そうと努力するのです。

    要するに,1NT オープンは 手の形と強さを表現するためのビッドであり, 最終コントラクトがノートランプになると決まったわけではありません。この事情は 4 枚メジャーでも同じですが, 5 枚メジャーの方が この意味合いが強くなっています。


1 の代のスート・オープン

  1 の代のオープンでは

13+ pts でオープンする
とか
オープンできる手が互いに向き合えば ゲームがある
という Goren system の基本に変更はありません。

  変ったのは メジャースートとマイナースートを区別して考える という点です。

  どちらかのメジャースートで二人合わせて 8 枚の切り札があれば,ビッドを有利に進めることができるので, メジャースートでのフィットをなるべく見つけやすくしよう … というのが,5 枚メジャーシステムの基本です。

  1.  1,1 オープン

    これらのオープニング・ビッドは 5 枚以上の切り札を保証します。
    ここが,4 枚メジャーとの大きな違いです。
    オープナーが 2 回目に同じスートを リビッドするのは,原則として,6 枚を保証します

  2.  1,1 オープン

    5 枚のメジャースートが無ければ,1 または 1 オープンします。
    もちろん 4+ 枚のマイナースートがあれば,問題はありません。
    しかし,ふたつのマイナースートがどちらも 3 枚以下の場合には,どちらのスートを選ぶかについて 約束があります。
    普通の約束では,

    • 4 枚, 4 枚, 3 枚, 2 枚 の場合に限り, 3 枚のダイヤモンドで 1 オープンします。これ以外の場合の 1 は 4 枚を保証します。
    • 結局,1 に皺寄せが行くことになり,3 枚のクラブで 1 オープンすることがあります。
    • したがって,1 をビッドしたオープナーのクラブが 3 枚のこともありうるので,レスポンダは注意が必要です。 このあたりの感じは,4 枚メジャーのシステムでも "ショート・クラブ" が使われますから,お分かりいただけると思います。

  3. (Rule of 20)  1の代のスートでオープンする基準として,ルール オブ 20 があります。 次の条件
    一番長いスートの枚数 + 二番目に長いスートの枚数 + HCP ≧ 20
    が満たされれば,オープンする … というルールです。これは,
        「長いカードと短いカードを持つ手は,見かけよりずっと強い」
    ということを HCP と巧みに組み合わせたルールです。
      今では,あたりまえのルールとして使われているので,ぜひ 使って 覚えましょう。


それに対する答えかた

  1.  1‐2 だけは特別で,5 枚のハートが必要です。

    一般に,レスポンダが新しいスートをビッドするとき,それなりの強さと,4 枚のカードを保証します。 ところが,1 オープンに対して 2 をビッドする場合だけは例外で,5 枚のハートを保証する約束になっています。
      こう約束することにより,ハート 3 枚の弱い手で,オープナーが 3 をビッドできるように しています。

  2. メジャースートのシングルレイズ (1‐2,1‐2)

    4 枚メジャーの場合には,シングルレイズのサポートに 4 枚 (あるいは Qxx 程度の 3 枚) が必要でした。 5 枚メジャーの場合には,どんなスポット・カードでも  3 枚あれば (オープナーが 5 枚を保証しているので) 十分です。
      慣れないうちは,3 枚でのサポートを忘れて 1NT をビッドすることがあるので,注意しましょう。

  3. メジャースートのダブルレイズ ( 1‐3,1‐3)

    切り札のサポートが 4 枚ある場合,4 枚メジャーのシステムでは,次のようにビッドしていました。
       (A4) 13-15 pts ⇒ ダブルレイズ (Forcing Raise)
       (B4) 10-12 pts ⇒ 直接にこれを示すビッドは無いので,
                    1,2,2 を経由する。

    ところが,5 枚メジャーのシステムでは,これが逆で
       (A5) 13-15 pts ⇒ 直接にこれを示すビッドは無いので,
                    1,2,2 を経由する。
          そして,次回のビッドで,ゲームがあることを伝える。
       (B5) 10-12 pts ⇒ ダブルレイズ (Limit Raise)
    となっています。
      注意を要する点として,リミットレイズには  4 枚 (したがって,合計で 9 枚) の切り札が必要です。 もしも 10-12 pts で 3 枚ならば, 1,2,2 のどれかを経由して (temporizing bid), 次回に 3 の代に上げます。

  4.  2NT,3NT 応答

    4 枚メジャーの場合には,オープナーのスート以外にすべてストッパがあるノートランプ向きの手の場合に
       13-15 pts ⇒ 2NT
       16-18 pts ⇒ 3NT
    とノートランプをビッドします。これを Forcing Notrump Response と言います。
     こういうゆったりとしたビッドは,今は使われていません。
    その代りに,
       11-12 pts ⇒ 2NT
       13-15 pts ⇒ 3NT
    これを Limit Notrump Response と言います。
      Bridge Forum の改訂版 SAYC では,こちらを標準として採用し,
    しかも,その使用をマイナースート・オープンに限定しています。

    特定のパートナーと 2NT の意味を確定できる場合にはどちらにしても問題無いのですが,オンラインで不特定の 人と組んだ場合には,2NT の意味で食い違いが生じるおそれがあります。 1 の代のオープンから 直接に 2NT,3NT をビッドする代りに,ほかのスートを一時ビッドすることもできるので,誤解のおそれがある場合には, 上のような 2NT,3NT を避けるのが良いと思います。

  5. ジャンプ・シフト

    レスポンダのシングル・ジャンプ・シフトは,19+ pts でスラムを狙うビッドです。変更はありません。


オープナーの 2 回目のビッド

  1. オープナーのジャンプ・シフト

    オープナーがジャンプ・シフトするのは,4 枚メジャーの場合,21+ pts の非常に強い手でした。 しかし,これでは  2 オープンする手とほとんど重なってしまうので,19 pts くらいで ジャンプ・シフトします。
      5 枚メジャーの場合,リバース・ビッドをなるべく有効に使うので, これだけの強さがあっても (リバースにより強い手を示せる場合には) ジャンプ・シフトしないこともあります。その代りに, リバース・ビッドを 1 回フォーシングと約束します。

  2. 2 オーバー 1 (2/1) 応答に対するオープナーの 2 回目のビッド

    4 枚メジャーと 5 枚メジャーで違いが生じるのは,この場合です。
    とくに,オープナーが弱い手を持っている場合が問題です。
    表題に書いた「2オーバー1 応答」とは,たとえば,オークションが

    You左オポPard右オポ
    1 パス 2 パス
    ?
    このように進んだ場合です。
     あなたが 1 オープンしたところ,パートナーから 2 が返ってきました。もちろん,ダイヤモンドは新しいスートですから,この 2 は フォーシングです。
      弱い手を持っているオープナーにとって,2 は 厳しい返事です。
    レスポンダのビッドが 仮に 2 ならば (あなたの手の内容によっては) 2 の代で 2 を ビッドする余地もありますが,いまは その余地がありません。
      なぜ ここで困るかと言うと,4 枚メジャーの場合には ハートが 5 枚ということも多く,その場合には 2 をビッドできました。
     しかし,5 枚メジャーの場合には オープニング・ビッドで 5 枚を通知済みなので,ここで 2 を ビッドするには ハートが 6 枚必要だからです。
      この違いを念頭に置いて,下の表を見てみましょう。

    5 枚メジャー 4 枚メジャー


    13

    15
    (A) 2 の代で自分のスートをリビッド(6枚) (A) 2 の代で自分のスートをリビッド(5枚)
    (B) 2 の代で新しいスート(リバース不可) (B) 2 の代で新しいスート(リバース不可)
    (C) 2NT  
    (D) レスポンダのスートを 3 の代に上げる  


    16

    18
      (C) 2NT
      (D) レスポンダのスートを 3 の代に上げる
    (E) 3 の代で自分のスートをリビッド (E) 3 の代で自分のスートをリビッド
    (F) 新しいスート ( 3 の代も可) (F) 新しいスート ( 3 の代も可)
    (G) 新しいスート (リバースも可) (G) 新しいスート (リバースも可)
    (H) レスポンダのスートをジャンプレイズ (H) レスポンダのスートをジャンプレイズ


    19
    (I) リバース (I) リバース
    (J) ジャンプシフト (J) ジャンプシフト

    この表で,違いが はっきり分かります。

    4 枚メジャーの (A) リビッド には,5 枚あれば十分ですが,
    5 枚メジャーの (A) リビッド には,6 枚必要です。

    4 枚メジャーでは
        (C) 2NT
        (D) レスポンダのスートを 3 の代にレイズ
    は,どちらも強い手を示します。

    ところが  5 枚メジャーでは,これらを弱い手のビッドに割り当てます。
    こうしておかないと,5 枚メジャーの場合,何もビッドできなくなってしまうからです。

    (C) 2NT は,レスポンダがビッドした以外のスートに ストッパがある弱い手を示します。

    また (D) 3 の代に上げるのは,3 枚でも十分です。
    苦しいところですが 仕方ありません。
    たとえば,Bill Root さんは下記の入門書の中で

    6 5
    A J 9 7 2
    K J 2
    A 10 8
    ( 13 HCP )
      
    NorthEastSouthWest
    1 パス 2 パス
    3
    この手で,3 を推奨しています。
    ここでは,「4 枚でサポート」の原則を破って,3 枚でサポートします。
    他に良い方法が無いからです。
      また,
    A Q 5
    K Q 10 7 3
    7 4
    K 10 2
    ( 14 HCP )
      
    NorthEastSouthWest
    1 パス 2 パス
    2NT
    この場合には,2NT を勧めています。

    もしも,(A)〜(D) の どれにも当てはまらない弱い手の場合には,しかたありません。 5 枚のハートで (A) リビッド するしか ないですね。でも,その場合には,ハートの内容が良いはずです。

    いずれにしても,1-2 と 1-2 の ビッド経過は,オープナーが弱い手の場合に苦しいことを,レスポンダは理解する必要があります。


2 の代のスート・オープン

  1. Weak 2 を使います。

     4 枚メジャーの場合には,2,2,2,2 オープンは, いずれも,自分ひとりでゲーム ( 4,4,5,5) ができるような ものすごい手を示し,Demand 2 と呼ばれていました。けれども,そんな手は滅多に来ないので, 使う機会がありません。
    そこで,2, 2, 2 を ウィーク 2 ビッドとして 使うのが普通になっています。 具体的には,5 〜10 HCP で 6 枚の良い切り札がある手で,これらのビッドでオープンします。 その目的は,プリエンプトです。

  2. Weak 2 と一緒に Strong Artificial 2 Opening を使います。

      英語の単語がずらっと並んでしまいましたが,強い手をこのビッドに全てまとめてしまったのが,表題の 2 オープンです。
      Weak 2 ビッドというのは,(妨害が主たる目的なので) 割合に安易に使えますが,その 代償として,ほんとに強い手の場合には,この 2 を使わなければなりません。 2 の後のやり取りは, 複雑です (この点だけは,4 枚メジャーから移行する方にも,初心者の方にも,いつも申し訳なく思っています)。

  3. s2w3

    日本では,上のようなビッドが普通ですが,外国のオンラインサイトに行くと, Weak 2 を使う人は 少ないようです。
      「私はどちらでもいいけれど,あなたはどちら ? 」と尋ねると,「s2w3」という答がよく返ってきます。 問われるまでもなく,「s2w3」をニックネームにしている人もいます。
      その意味は
        s2 = strong 2
        w3 = weak 3
    です。つまり,
        2 の代のオープンは ストロング
        3 の代のオープンは プリエンプト
    ということです。
      ちょっと 4 枚メジャーから話が逸れますが,このときの「ストロング」がどの程度なのか, 未だに不明です。なぜかというと,何人もの「s2w3」氏が,結構よく 2 の代でオープンするのです。
      私は,2 相当の手でしか s2 でオープンしないのですが, それよりも頻繁です。パートナーの手が開いて見ると,16 HCP くらいで「ストロング 2」と いうのが結構ありました。コンベンションカードに "Intermediate" と書かれているのが,これなのかな。
     それはともかく,いまでは,ストロング 2 がアラートを必要とするのだそうです。


スコアの変更

  1. ノンバルでダウンしたときの失点。

    ブリッジのルールに変更はありませんが,ダブルを掛けられてダウンした場合の失点が,少しだけ変更されています。
    正確には,ノンバルでダブルをかけられてダウンした場合,
       第 1 トリック=100点,第 2 トリック以降=200点
    でしたが,これに
                   第 4 トリック以降=300点
    というのが新たに加わりました。リダブルの場合には,この2倍です。
      これにより,ノンバルだからといって,相手のスラムに対して無謀なサクリファイス・ビッドを仕掛けにくくなりました。


リファレンス

  1. 4 枚メジャー・システム
    • 水谷営三,橋月善哉 『コントラクトブリッジのすべて』 (エレナ社,1967)

  2. 5 枚メジャー・システム

  3. 有名なことば
    サマセット・モーム:
    ブリッジは,これまでに人間の知力 (wit) が考え出した
    最も面白い知的なカードゲームである。
     原文を読みたい方は
         W. Somerset Maugham: "How I like to play bridge"