FileWriter_Opus オブジェクト

オブジェクトの作成メソッド: Application.CreateFileWriter

Opus ファイルを作成するオブジェクト。


■プロパティ

Bitrate (int)
出力ファイルのビットレート (bps)。範囲は 6000 〜 512000。

Channels (int)
出力ファイルのチャンネル数。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) のそれを使用します。既定は 0。

EnableVBR (boolean)
true の場合は VBR でエンコードします。false の場合は CBR でエンコードします。既定は true。

SampleRate (int)
出力ファイルに記録するサンプリング レート (Hz)。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) のそれを使用します。既定は 0。

SignalType (int)
入力音声の内容をエンコーダに教えておきたければ以下のいずれかの値にセットします。
  • 0: スピーチと音楽の両方 (既定)
  • 1: スピーチ
  • 2: 音楽

VBRConstraint (boolean)
VBR でエンコードする場合に、このプロパティが true なら constrained VBR でエンコードします。既定は false。

■メソッド

Process
与えられた名前で Opus ファイルを作成します。

■ファイル作成の手順

ファイル作成の手順はおよそこのようになります:

  1. 入力 SoundClip オブジェクトを作成する。
  2. 必要なら SoundClip.Labels, SoundClip.Text を変更する。
  3. FileWriter_Opus オブジェクトを作成する。
  4. ビットレートなどを設定する。
  5. FileWriter_Opus.Process メソッドを実行する。
例 (JScript)
// 入力音声 (選択範囲)
var clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip();
// FileWriter_Opus オブジェクトを作成する.
var writer = Application.CreateFileWriter("opus");
// 設定
writer.Bitrate = 48000 * clip.Channels;
writer.EnableVBR = true;
writer.VBRConstraint = true;
// ファイル作成
writer.Process(clip, "D:\\Sound Output\\test1.opus");

例 (VBScript)
Dim clip, writer
' 入力音声 (選択範囲)
Set clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip
' FileWriter_Opus オブジェクトを作成する.
Set writer = Application.CreateFileWriter("opus")
' 設定
writer.Bitrate = 48000 * clip.Channels
writer.EnableVBR = True
writer.VBRConstraint = True
' ファイル作成
writer.Process clip, "D:\Sound Output\test1.opus"