FileWriter_PCM オブジェクト

オブジェクトの作成メソッド: Application.CreateFileWriter

非圧縮 PCM ファイル書き出し用のオブジェクト。


■プロパティ

Channels (int)
出力ファイルのチャンネル数。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) と同じになります。既定は 0。

PcmFileSample (string)
出力ファイルのファイル種類 (Wave, AIFF など) とサンプルの種類を指定する文字列。空文字列 ( "" ) の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) と同じになります。既定は空文字列。

SampleRate (int)
出力ファイルのサンプリング レート (Hz)。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) と同じになります。既定は 0。

■メソッド

Process
与えられた名前で非圧縮 PCM ファイルを作成します。

■ファイル作成の手順

ファイル作成の手順はおよそこのようになります:

  1. 入力 SoundClip オブジェクトを作成する。
  2. 必要なら SoundClip.Labels, SoundClip.Text を変更する。
  3. FileWriter_PCM オブジェクトを作成する。
  4. 必要なら出力サンプリング レート、チャンネル数などを設定する。
  5. FileWriter_PCM.Process メソッドを実行する。
例 (JScript)
// 入力音声 (選択範囲)
var clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip();
// FileWriter_PCM オブジェクトを作成する.
var writer = Application.CreateFileWriter("pcm");
// 出力サンプリング レート、チャンネル、ファイル種類、サンプル種類
writer.SampleRate = 48000;
writer.Channels = 2;
writer.PcmFileSample = "Wave16";
// ファイル作成
writer.Process(clip, "D:\\Sound Output\\test1.wav");

例 (VBScript)
Dim clip, writer
' 入力音声 (選択範囲)
Set clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip
' FileWriter_PCM オブジェクトを作成する.
Set writer = Application.CreateFileWriter("pcm")
' 出力サンプリング レート、チャンネル、ファイル種類、サンプル種類
writer.SampleRate = 48000
writer.Channels = 2
writer.PcmFileSample = "Wave16"
' ファイル作成
writer.Process clip, "D:\Sound Output\test1.wav"