スクリプト / コマンド ライン オプション

■コマンド ライン オプション

●「名前付き」と「名前なし」オプション

ユーザーが MyScript.js というスクリプトを実行するとき

MyScript.js /aaa:xxx /bbb yyy zzz

とオプションをつけて実行したとすると、名前付き (named) オプションとは、頭にスラッシュ ( / ) の付いた

/aaa:xxx
/bbb

で、名前なし (unnamed) オプションとは

yyy
zzz

です。

"/aaa:" の後の "xxx" は "aaa" オプションの値です。オプション名 (aaa) と値 (xxx) の間にはコロン ( : ) を付けます。コロンの両脇にスペースを入れることはできません。

●スクリプトの中からコマンド ライン オプションを知るには

スクリプトの中からコマンド ライン オプションを知るのに、以下のオブジェクトを利用することができます:

Arguments
コマンド ライン オプション全体を知ることができます。

Named
名前付きコマンド ライン オプションを知ることができます。

Unnamed
名前なしコマンド ライン オプションを知ることができます。

コマンド ライン オプションに環境変数が含まれる場合、スクリプトに渡されるのは、それらを展開した文字列です。

●二重引用符の扱い

オプションどうしは空白 (半角) で区切りますが、空白を含む文字列をひとまとまりの単語として扱わせるには二重引用符 ( " ) で文字列を囲みます。

二重引用符で囲まれた文字列どうしが空白をはさまず隣接している場合や、二重引用符で囲まれた文字列と囲まれていない文字列が隣接している場合、それらは連結されます。例えば次の二つ:

"C:\My Folder\My Cool Folder"
C:\"My Folder"\"My Cool Folder"

は同じ意味になります。

名前付きオプションの値を二重引用符で囲むこともできます。例えば次の二つ:

/aaa:xxx
/aaa:"xxx"

は同じ意味になります。

二重引用符自体をスクリプトに渡すことはできません。