********************
(A).表示/編集画面 *
********************
[表2] 編集行コマンド一覧
ID 機能 説明
r Repeat 入力行の複製を挿入
i Insert 行長 0 の行を挿入
d Delete 行を削除
s Split カーソル位置で2行に分割
TS Split s コマンドと同じ
j Join 複数行を行連結
x eXclude行を非表示化
f First 非表示行の最初の行から表示に戻す
l Last 非表示行の最後の行から表示に戻す
u Upper 英小文字を大文字に変換する
_ Lower 英小文字を小文字に変換する
y Yield 非表示行の全行を表示に戻す
< l-shift行頭のスペースを削除して左シフト
> r-shift行頭にスペースを挿入して右シフト
[ l-shift行頭からスペースを詰めつつ左シフト
] r-shift行末からスペースを詰めつつ右シフト
( l-shift行頭をカットして左シフト
) r-shift行頭にスペースを挿入して右シフト
TF TxtFlow単一パラグラフのテキスト整形
: TF 複数パラグラフのテキスト整形
; TF-nop 範囲の行のテキスト整形(パラグラフ無視)
/ c++cmt カーソル位置に // を挿入
+ set-strカーソル位置に任意の文字列を挿入
c Copy 行コピーの複写元
m Move 行ムーブの移動元
a After コピー(c)/ムーブ(m) 行コマンド 又は
コピーコマンド(COPy)の挿入宛先行。この後に挿入
ac この後に、CIDをカットせずに複写
ab バイナリーモード(無変換)コピー
abc バイナリー+CID
b Before コピー(c)/ムーブ(m) 行コマンド 又は
コピーコマンド(COPy)の挿入宛先行。この前に挿入
bc この前に、CIDをカットせずに複写
bb バイナリーモード(無変換)コピー
bbc バイナリー+CID
o On コピー(c)/ムーブ(m) 行コマンドの上書き宛先行
宛先行のスペース(タブによるスペースも含む)だけを
上書きします,スペ−ス以外は元の文字が残ります
カーソルが宛先の最初の行にあるときはカーソル位置
から複写元の行を上書きする
n Niche コピー(c)/ムーブ(m) 行コマンドの串刺し上書き
(n は 繰返し数)
複写元のスペース(タブによるスペースも含む)以外の
文字が宛先行を上書きします
カーソルが宛先の最初の行にあるときはカーソル位置
から複写元の行を上書きする
p Paste 複写(c)/移動(m) 行コマンドの上書き/挿入宛先行
(n は 繰返し数)
複写元の全文字を上書き/挿入モードに従い複写
カーソルが宛先のコマンド行にあるときはカーソル位置
から複写元の全文字を上書き/挿入します
= compare2つの範囲の行を比較
# execute行上のコマンドを実行
. label . の後に任意の文字をつけてラベルとします. 例) .abc
FINd,CHAnge コマンドの探索行範囲指定で使用します
但し非表示行上には設定出来ません
- 行番号欄に入力します,実行キーで処理を始めます.
分割画面間での行複写/移動も出来ます,同じファイルの表示と編集の
場合一方の画面から実行キーを押せば両方の画面からの入力を処理します,
異なるファイルの場合は両方の画面で実行キーを押す必要があります.
行コマンドの例.
.287-289 の 3 行を237行の後ろに移動する
0286000|//**************************
mm |case 'C':
0288000| Gcmdmaxstack=numchk(cptr);
mm | break;
0230000|//**************************
0231000|//* help msg /H*
0232000|//**************************
0233000|case '?':
0234000|case 'H':
0235000| help();
0236000| exit(4);
a | break;
0238000|//**************************
- シフトコマンドの時カーソルを行番号欄ではないファイル編集エリア内
に置いて実行するとカーソルの在るファイルの桁位置の右側にのみ
シフトコマンドが作用します.
従って "(" はブロック削除 ")" は空白ブロック挿入の効果があります.
- シフトコマンドのときタブはスペースで置換されます
- Boundsコマンドにより境界の設定はシフト(<,>,(,),[,]),ペースト(o,p,n),
比較(=),大文字小文字変換(u,_)に影響します。
境界内のみシフトし、ペーストの元データ、複写先も境界内に限定されます。
比較、変換は境界内のみが対象です。
- 分割行の取り扱い。
原則分割表示された行は部分行が操作の単位になりますが、行連結(j)では
行全体で1行として取り扱います。
- コマンド形式は x[n][,b][.s] , xx[n][,b][.s]
x:行コマンド.
xx は同じ行コマンド文字を 2 文字続けて範囲指定などの意味に
なります
n:基本的には繰返数の意味ですが、行数、桁数のこともあります。
"編集行コマンドパラメータ一覧"に整理してあります
xx[n] のとき n は一方にのみ指定すればよい.両方に指定する時は
同じ値を指定する.
(注)**** TOP OF FILE *** 行に 入力された場合 n は Cn,Dn,/n では
正味ファイル行数が対象になります.即ち**** TOP OF FILE ***行に
D と入力すると次のファイル行が削除されます
,b:行束(Bandle)
.s:飛び行(Skip)
b 行ずつを s 行置きに処理する時に指定します.例えば dd,3.2-dd は
dd-dd の範囲で "3 行削除 2 行残して" を繰り返します.
行コマンドが xx-xx の範囲指定の場合 xx,b-xx.s のように指定
出来ます
x[n]形式のときは 行束 または 飛び行を指定するとn は 行数ではなく
繰り返し数の意味になります.例えば d3,2.1 は "2 行削除 1 行 残す"
を 3 回繰り返します.
b のみを指定した時 s の省略地は r コマンドを除いては s=1 です。
[表2−2] 編集行コマンドパラメータ一覧
x xx-xx
ID 機能 n b s n b s
r Repeat 回数 0 回数 0
i Insert 行数/回数 行数
d Delete 行数/回数 NA
s Split 行数/回数 NA
TS Split 行数/回数 NA
j Join 行数/回数 行数
x eXclude行数/回数 NA
f First 行数/回数 - - -
l Last 行数/回数 - - -
u Upper 行数/回数 NA
_ Lower 行数/回数 NA
y Yield 回数 NA NA NA NA NA
< l-shift桁数 NA NA 桁数
> r-shift桁数 NA NA 桁数
[ l-shift桁数 NA NA 桁数
] r-shift桁数 NA NA 桁数
( l-shift桁数 NA NA 桁数
) r-shift桁数 NA NA 桁数
TF TxtFlowRBn NA NA - - -
: TF 行数 RBnIndNA RBnInd
; TF-nop 行数 RBnIndNA RBnInd
/ c++cmt 行数/回数 NA
+ set-strNA NA NA NA NA NA
c Copy 行数/回数 NA
m Move 行数/回数 NA
a After 回数 - - -
b Before 回数 - - -
o On 回数 NA
n Niche 回数 NA
p Paste 回数 NA
= compare行数/回数 NA
# executeNA NA NA NA NA NA
. label NA NA NA - - -
行数/回数: b ないしは s パラメータ無しのとき行数,有りのとき回数となります
RBn : (TextFlow)右側境界の位置
Ind : (TextFlow)インデンテーション桁数
NA : 使用できません
0 : b のみを指定した場合 省略値 s=1 をとらず s=0 となります。
- : xx-xx形式はありません
具体的な例は各コマンドを参照してください
[表3] 他の操作よる同等のオペレーション.
形式 機能 代替のオペレーション
r[n] Repeat Shift+F10 #1
rr[n] 出来ません,cc で代用して下さい
i[n] Insert Shift+Ins #1
ii[n] 出来ません
d[n] Delete Shift+Del #1
dd 行範囲指定してAlt+Del #4
s[n] Split 出来ません(s1 なら Shift+Enter)
TS[n]Split 出来ません(TS1 なら Shift+Enter)
ss SPLitコマンドもあります
j[n] Join 出来ません(j1 なら 行末にDelキー)
jj 出来ません
x[n] eXcludeAlt+x #1
xx 行範囲指定してAlt+x #4
f[n] First Alt+f #1
l[n] Last Alt+l #1
u[n] Upper 出来ません
uu 出来ません
_[n] Lower 出来ません
__ 出来ません
y[n] xYz 出来ません(y1 なら Alt+y)
yy 出来ません
<[n] l-shift出来ません
<<[n] 出来ません
>[n] r-shift出来ません
>>[n] 出来ません
[[n] l-shift出来ません
[[[n] 出来ません
][n] r-shift出来ません
]][n] 出来ません
([n] l-shift出来ません,(([n]で代用してください
(([n] ブロック範囲指定してAlt+Del #5
)[n] r-shift出来ません
))[n] 出来ません
TF[n] TFコマンドもあります。
:[n] TFコマンドもあります。
::[n] TFコマンドもあります。
;[n] TFコマンドもあります。
;;[n] TFコマンドもあります。
/[n] 出来ません
// 出来ません
+ 出来ません
++_ 出来ません
c[n] Copy 出来ません,ccで代用してください
cc 行範囲指定して Alt+i #4
m[n] Move 出来ません,mmで代用してください
mm 行範囲指定して Alt+j #4
a[n] After 複写のとき Alt+i,移動のとき Alt+j #1,#2
b[n] Before 出来ません
o[n] On 行範囲指定して Alt+o #1,#2,#3,#4
oo 出来ません
n[n] Niche 出来ません
nn 出来ません
p[n] Paste 行範囲指定して Alt+p #1,#2,#3,#4
pp 出来ません
=[n] 出来ません
== 出来ません
# 出来ません
## 出来ません
. 出来ません
- カット & ペーストの機能による代替のオペレーション.
行番号非表示(NUM off)の場合行コマンドは入力できません.
カット & ペーストの機能を使ってほぼ同様のことができます.
#1:[n] はサポートされません(n=1 となります),n 回繰り返して下さい.
#2:複写はクリップボード経由なので複写元を再度行範囲指定せずに
同じ複写を繰り返すことができます
#3:移動(複写元の削除)はサポートされません.
#4:行範囲指定は Alt+h 或は Alt+F7 を 1 桁目で始点/終点 指定する
#5:ブロック範囲指定は Alt+F7