更新: 2002/10/06
ゲーム全般(商用)
- KONAMI ARCADE FAN (アーケードゲーム, 2002/10/06)
- Pastel Gamers (美少女ゲーム紹介・考察, 2002/10/06)
- 極限攻略研究会 (ゲームやりこみ, 2002/10/06)
- ULTIMAGARDEN (ゲームやりこみ, 2002/10/06)
- いっしょにTalk! (家庭用ゲーム攻略, 2002/10/06)
- Gamer's Terminal (ゲーム総合サーチエンジン, 2002/10/07)
- ENIX (DRAGON QUEST, 2002/10/06)
- Key (美少女ADV, 2002/10/06)
各社のサイト画像の著作権は各社に帰属し、無断転用を禁止します。画像加工を行っており、あまり望ましい掲載の仕方ではありません。用途的には宣伝のみのつもりです。もし会社等から問題だと指摘された場合はすぐにでも削除する予定です。 と、お決まりごとを
お気に入り: ★★★★★
KONAMI ARCADE FAN (KONAMI AM部)
beatmania, DDR により、音ゲーというジャンルをゲームセンターに定着させた偉大な会社。このゲームがなければおそらく私にとってゲームセンターなんてずっと縁がない世界だっただろうし、音ゲーから別の作品を知ることも無かったでしょう... 全く別の生活を歩んでいたかもしれません。
beatmania や DDR が革命的だったのはインタフェースの独自性に加え、クリアやスコアという「数値化できる点」以外に評価軸が有ること。beatmania では DJ になりきり片手で演奏し片手でスクラッチを格好良く回す。DDR では基本ステップさえ踏めばあとはスライドでも回ってもフロアタッチでも何でも良いという自由度の高さ。さくっと言ってしまえば「ネタの分かるもぐら叩き」、それをこのような形で昇華させたGM・AM開発部の方々は凄いと思います。
アイデアと企業の開発力が巧くかみ合ったこれらの作品が主導して、コナミの音ゲー全盛期を迎えました。現在はII DX・Drum・Pop'nがメインで、これら2作品はその役割を終えつつあります。新しいジャンルを開発しても、STGや格闘などの例に違わず「頻繁な更新→その度に高難度化→新規ユーザ減少→衰退」という道を辿ってしまっているようなのが多少残念。特に DDR はブームの反動が大きく、一時期暗譜までしていた私にはけっこうダメージが大きいです(^^; ...特許にうるさいメーカーとしてあんまり評判は良くない面もある(ぉ)のですが、日本最大手のゲームメーカーとして今後も活躍に期待します。
ゲームセンター不況の中、次に音ゲーのような大きな変革を起こす会社はどこになるのでしょうか。既に筐体よりPS2の方が性能がいいという話もあります(^^; が、たとえネットワーク対戦が流行るようになっても、このゲームが好きな人が集まる場は残って欲しいし、ゲームセンターでしかできないような斬新なゲームを期待したいです。
お気に入り: ★★★★☆
(まちばりあかね☆さん)
美少女系ゲームのレビューサイト。なんといっても圧巻なのがその感想を表す文章力と、批評・評論の論理構成。ここまで深く(ともすれば最後まで紐解かれない伏線の多さにより構造が難解になりがちな)作品の内部を掘り下げ、整理し、伝わりやすい言葉で表現する。こちらのテキストを見ると思わずプレイしたくなる事でしょう。
まちばりあかね☆さんを知ったのは、AIR のネタバレ掲示板で。自分ではエンディングについて答えが出せずに嫌な気分を引きずっていたとき、こちらの掲示板の解釈を見れば救われるような解釈があるかもしれないと読んでいるときに、解釈サイトの事を知りました。これ以外にKカスタネダさん等多くの方の解釈を参考にする事で、ようやく自分なりの結論を導き出せ長い AIR の旅の終りを告げることができました。
このあとで、まちばりあかね☆さんの大ファンになり、こちらで高評価の作品はそのまま鵜呑みとは言わないまでもかなり別の視点で見るようになりました。 ...トップページでの月姫の宣伝という強いプッシュが無ければ、恐らくは月姫という作品をプレイすることは無かったでしょう(18禁苦手...)。つまりこちらを見ていなければ、歌月十夜攻略サイトなんて運営するはずもなかったと(^^; 世の中何が縁になるかわかりません。
レビュー系サイトとして、いつまでたっても追いつけないような遠い目標、といった感じです。
お気に入り: ★★★☆☆
恐らくは家庭用ゲームのやりこみにおいて、日本で最大の影響力を持つグループ... というよりもゲーマーのカリスマ的存在。特に DRAGON QUEST・FINAL FANTASY へのやりこみの深さは尋常でなく、ファミ通やりこみ大賞を多数受賞・その方法論を隅から隅まで惜しみなく吐き出した同人誌などから、実力のほどが伺えます。
今でこそインターネットで攻略・やりこみ情報のやりとりを行えるようになったものの、極限攻略研究会設立当時は殆どサークル内だけでデータ収集・調査を行っていたようです。今では半ば常識となっている「自然回復・耐性・逃走可能レベル・経験値曲線」等はそれがあると元から知っていればまだわかるにせよ、初めに「法則が有る」こと自体を発見するというのが並みの事じゃありません。
一から記録達成までの全てのフェーズをこなす実力。調査・やりこみ実践共に、ネタを捜すアイデア・実現可能性のチェック・そして長々と続く地道な努力、これら多数の要素が必要とされ、それらをメンバーは兼ね備えています。私は初めこのページを知った時「こんな低レベルはあり得ない」と思っていたのですが、サイトに掲載されているレポートを読んで完全に考えを改めさせられました。
今でも DQ4, DQ7 では全国最速の情報提供を行っています。今後とも素晴らしい記録を作られることを期待します。
やり込み人の、やり込み人による、やり込み人のための共同企画、ULTIMAGARDEN - 通称「庭」。それまでファミ通等の商用誌・同人誌・やりこみ人の個人サイトなどで発表・評価されていたやりこみですが、色々な作品のプレイヤーが一同に集まり評価しあう様な大手サイトはこれまでに無かったと思います。
RPGの低レベル・タイムアタックの全国トップ値データベースとそのレポートへのリンク、そして最強のやりこみを読者参加型アンケートで決める「窓杯」など、商用ゲームをやりこむにあたって素晴らしい「場」がここにあります。やりこみに興味がある方は是非ともどうぞ。「レベル高すぎるよ、おかしいよっ」と叫びたくなることもあるかもしれませんが(^^;
...さて、私のサイトもわりにやりこみ系だと思いますけど、こちらの基準では登録できなさそうです(汗)。商用ゲームにおけるULTIMAGARDENのような場が、同人ゲームにもあればいいなと思います。大手サイトで旬のゲームのやりこみが行われていても、それはそのサイトで扱っているものだけで決して同人ゲーム全般ではない。同人の場合は作者とユーザの距離が近い分、作者サイドでやりこみランキングを実施することもありますが... 共同企画ができないかなぁ、誰か主導しないかなぁと他力本願(汗)。
ライトな攻略から大辞典・やりこみまで。家庭用ゲームプレイの総合ファンサイトとしてお供になる、いっしょにTalk!。多数の方が合同で管理されています。2002年9月現在で32作品を扱い、提携サイトを含めると40以上のゲームの攻略一覧があります。チャットやBBSでの情報交換・雑談も盛んです。
ULTIMAGARDENの紹介の繰り返しになるかもしれませんが、家庭用ゲームをプレイする人が様々に分かれていた中、それをいっしょに取りまとめ「メジャー所のRPG情報が知りたければとりあえずここに行けば間違いない」という場所を作った事は大きいと思います。9-FF9 いっしょにTalk! の完成度の高さから口コミでどんどん広がっていき、今では超大手です。
7-DQ7 にはかなりお世話になりました。こういう統合サイト、同人でもあるといいです... とこれまた繰り返し(汗)。
お気に入り: ★★☆☆☆
家庭用ゲームなどの総合サーチエンジン。何と言っても圧巻なのがその登録サイト数。これを書いている時点で26490件のサイトがこちらに登録されています。個人運営として、これだけ多くのリンクをリンク切れの定期確認を含め管理していくのは尋常ではないと思います。ほぼ毎日100件以上のデータが更新されていきます。
トップページの見つけやすいジャンル分類リンク、そして登録の簡便さ。どのように旬のジャンルを設定しトップに表示するかは、運営者がプレイヤーサイドにたっていなければなかなか分からず、この点で Yahoo! 等の全ジャンル型ディレクトリ型サーチエンジンに比べ登録者・検索者の双方にとって使いやすいリンク集となっています。また大手にありがちなデザインの味気なさもなく、かといって利用に差し障るような派手さでなく良いアクセントとなっています。
色々な特定ゲームのゲームファンサイトを捜すなら、強く利用をお勧めしたいです。 (...個人的な不満があるとすれば、同人ゲームを全てで一括りにしないで下さいって事でしょうかね(^^;; )
RPGの代名詞の一つ「DRAGON QUEST」の企画・販売などを行っている偉大な会社。割に難易度が高いとか戦闘回数が多いとかで、DQ ファンと FF ファンとは相容れない面がけっこうあったりもします(ぉ。多少のマンネリ的要素もあるものの、RPGはまず「ゲーム」だという点をDQ1からずっと残しているという所から、どれも私の好きな作品で有り続けています。
...殆ど説明不要な感じがします(汗。DQに関してはわたしのDQ総合レビューも意味があるかも。RPG が好きな方には是非 SFC-DQ6 と PS-DQ4 をお勧めします。それと Chrono Trigger ...それは SQUARE 作品か(^^; 関係スタッフはかなり DQ と近くて、ドリームプロジェクトとも言われていました。
ところでDQ以外のEnix作品は殆ど触れていません(^^;
Kanon・AIR と、美少女ゲームで一世を風靡したKey。AIR から次回作 CLANNARD までにリリース間隔が3年くらいありそうなんですが... それで良いのでしょうか(汗。AIR にある意味シナリオ見切り発車的な印象があった分、今度は練りに練りを入れて作り込んでいると言えば聞こえはいいのですが、雑誌を情報源にしていないといつ出るのかすら見当が付きません(^^;
音楽の質はトップクラスと言えるでしょう。目の大きい絵は好みの分かれる所です(汗)。一人一人に口癖と好きな食べ物という強い個性(^^; を与えているのが、分かりやすいというか。
奇跡をテーマとし、学園でのほんわかした短編御伽噺5本を描いたKanon。各登場人物が個性的で誰かには趣味がヒットしそう(^^; 最終的には各ストーリーとも途中の泣き要素から、「お話の中でくらい、ハッピーエンドが見たいじゃないですか」という台詞に代表される展開へと持ち込まれます。とても幸せな作品。...しかし奇跡に至る過程とその代償について表面の展開だけ見ず裏側を考えてみるとなかなか深いです。また奇跡というのは天から降ってくるもので、決して自らの努力により生み出したものではありません。ここがご都合主義的というか、作品の持つ重みの一部を削いでしまっています。
そしてAIRは、Kanonのアンチテーゼとして生まれた作品かもしれません。裏に悲しみを秘めつつ明るい部分だけを表に出したKanonに対し、裏の希望をおぼろげに見せつつも「死・呪い」といった負の事象を積極的に表に出しているAIR。しかも意図的なのかストーリーの構造が分かりにくく、エンディングでの所謂「呪いの言葉」によって混乱させられたプレイヤーも少なくはないでしょう。私も多分に漏れずその一人です。某一本道シナリオやみちるシナリオ(最後の最後の救われ過ぎな部分を除く)は個人的に好きなのですが、同時に AIR が分岐のある ADV である必然性は何なのかとも考えさせられました。 ...と色々酷評をしていますが、それまでの美少女ゲームの流れに一石を投じる意欲作であることは確かでしょう。