あれこれチャレンジ
このコーナーではプログラミングの話題を離れ、 いろいろとチャレンジした事をレポートします。
第4回 天空の秘境 東京タワーを探索せよ!
世界一の高さを誇る東京タワー。 東京へ来たのならば、いや日本人なら登るしかあるまい!
東京に住んでいる人、下宿で東京にいる人、頻繁に東京に出張する人などは『東京』といってもただの日常だろうけど、東京を歩いたことがない田舎者の俺にとっては東京とは巨大遊園地みたいなもんである。 で、行ったのが東京タワー。 ところで皆さん、東京タワーに行ったことあります? むかしは東京のシンボルとして有名だったみたいだけど、いまではすっかりディズニー・シーやお台場に話題を持っていかれてるご様子。情報誌『るるぶ』ですら申し訳程度の紹介文が載っているだけだもんね。 とはいえ、そもそも東京タワーは観光地じゃなくて、本来の役割はテレビや FM 放送の電波を送信する電波塔だ。関東に住む人はここから出た電波でテレビを見ているという訳だ。高さが 333 メートル。自立鉄塔としては世界一の高さで、開業以来 1.2 億人(1998 年現在)の入場者があったそうな。
東京タワーは地上 150 メートルの大展望台と地上 250 メートルの特別展望台があり、下の建物部分(?)は 4 階建てになっていて、そこには思わず そそられずにはいられない秘境が満載なのである。
250 メートルからの眺望は?というと正直な話、あまり凄いものでもない。遠くに新宿の高層ビルが見え、遠くにベイブリッジが見え、遠くに東京ドームが見え、天気のいい日には遠くに富士山が見える。もうわかったでしょ。しっかり見えるのは近くの低いビルばっかりなんですよ。
それに比べて横浜のランドマークタワーの展望フロア(地上 273 メートル)は JR 桜木町駅を行き来する電車がミニチュアのように見え、近くに観覧車が見え、真下に帆船日本丸が見える。こっちの方が見てて楽しかった。
ここにはみやげ物屋や軽食堂があり、土日には似顔絵描きの人がやってくるらしい。変わったものでは天照大神(だったと思う)を祀った社が一角にある。 ところどころ床が 30cm x 30cm くらいの透明ガラスになっている場所があり、そこから真下を見ることもできるけど、残念ながらガラスに傷が入りまくっていてはっきりと見えなかった。 この大展望台からの眺めも特別展望台と比べてそれほど違いはない。
トリックアートとは目の錯覚を利用して同じ絵が違う絵に見える不思議な画法だ。
入ってまず目に付くのが上の絵(写真 A)だ。これはただの絵に見えるけど、足の指を見ながら自分(見る人)が右から左へと移動すると、足の指まで動いて見えるスゴい絵なのだ!って何度も試したけど足は止まったままだった……。隣で「足が動いたーー!!」って絶叫してた修学旅行生がうらやましいぞ! これは猫と窓の絵(写真 B)の右にある回転する黒白模様をじっと見つめてから、猫と窓の絵を見ると……びっくり!窓の外に広がる雲がモクモクと盛り上がってくるのだ!! でも、あとで目が回る。 このギャラリーは大きく分けて 2 種類の絵があると思う。
ひとつめは、上の 2 つの絵のように見ると動いたりするものだ。ここでは“単独満喫可能型”と呼ぼうか。
“本人参加型”は見てくれる人がいてこそ楽しめるもので、独りで写真と同じようなポーズをとっても虚しさ 1024 % 。
でも、ここは楽しむ気になればいろいろと楽しめる場所だと思う。本気で回るとかなり時間もいると思う。その時はもちろん 2 人以上を強烈にお勧めする。
入口の時点でかなり胡散臭いけど、ホログラムによる三次元映像が並べられているだけで内容はいたっておとなしい。 わりと大きめのホログラムやカラーホログラムなどがあって、たしかに綺麗だし考えてみれば不思議なシロモノだな。規模はホントに散歩道程度。 すまん、ここは写真を撮らなかった……
登ったことがない人でも、東京タワーに「蝋人形館」があるのを知っている人は多いんじゃないだろうか。 ここには各界の有名人が勢ぞろいし蝋人形になっている(←まぬけな説明文だな……)。 蝋人形館に入って最初のお出迎えがマリリン・モンローだ。キワどいポーズで BOMB と書かれた樽に足を乗せている。後ろが鏡になっているので、覗き込まなくても背中の方もちゃんと見えるんだけど、おしりの辺の衣装がめくれあがって見える……気のせい?
となりには三船敏郎とジェームス・ディーンのツーショット。どういう組み合わせやねん……
続いて、巨人軍の長嶋選手・王選手。現役当時と思われるので若い。
終盤に近づくと変な蝋人形が増えてくる。 これは『最後の晩餐』を蝋人形で再現してある。規模がほかのと比べて大きいので圧巻。あまりの大きさに作り手がバテたのか、首が異様に長かったり、視線があさってを向いていたりして見てて楽しい。 少し進んだところに暗幕で分けられた別スペースがあって、拷問の様子が蝋人形で再現してあった。うーん、これこそミステリーゾーン。しかも、これ動くんですよ!拷問車が回転して、張り付けられている彼は数秒サイクルで下の刺にゴリゴリと……。 皆さん!東京タワーの中でこんなことが行われていたなんて知ってましたか!?
ここで紹介した蝋人形以外にもたくさんの有名人が蝋人形化されている。
この水族館にはジンベイザメのような数メートルの巨大魚はおらず、ほとんどの魚は水槽の中で飼われている、観賞魚専門の水族館らしい。 南北アメリカ地域、アフリカ地域、アジア・オセアニア地域、という風にエリア分けされていて、全部で 900 種類の魚がいる。 でも、この水族館は“見せる”というよりは“売っている”という色が強い。なにしろ魚の名前の横に全部値段がついているくらいだから。
この水族館のパンフレットにはこう書かれている。
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