MS-DOSウィンドウ の使い方

 

使う前から使用法について長々述べるようなことは好きではありません。多少乱暴に言ってしまうと、
cd コマンド、カレントディレクトリ、パス、の3点だけが重要です。

 

MS-DOS ウィンドウ を無理なく使うには、MS-DOS ウィンドウ(コンソール)上でできること(この部屋) さえつかんでおけば十分だと思います。良く使う方法や、便利な方法  は知っておくと便利で、パス(path)という言葉  は慣れない言葉ですが、非常に頻繁に使う言葉なので、避けられません。バッチファイル  に関する説明はオプションだと考えてください

 

以上4つに分けました。これでほとんど、あるいはむしろ、すべて(もちろん使い方として)です。個々のMS-DOS のコマンドについては、これらは多数あるので、全て把握しようとすると多少細かいことになりますが、このホームページ(コンパイルをすることが目的)では cd や dir 程度の基本的なコマンドしか必要ないので、コマンドの詳細については述べません。


「MS-DOS コマンド一覧」、などはインターネット上でも多く見つかります。丁寧に説明されているものも多いです。また、このホームページの趣旨からして バッチファイル はオプショナルですが、説明しておくと 「MS-DOS の使い方」としてはまとまりがいいので説明してあるだけです。

 


 

以下では、MS-DOS ウィンドウ(コンソール)上でできること を簡単にまとめます。
〜コマンドラインからの入力に関すること

 

パソコンで出来ることは、ソフトウェアの実行(あらかじめ入っているソフトもあるけど、自分で買ったソフトと思えばわかりやすい)と、内部コマンドの2つに一つだけなんだと思ってしまいましょう。それに対応するかのように、MS-DOS ウィンドウ上でできることは、なんとか.exe ( または .com )という 実行ファイルの実行(起動)と、 MS-DOS コマンド (内部命令・) です。(以下、順を逆にして説明しています)

 

MS-DOS COMMAND

 

MS-DOS コマンド は、cd や dir , copy, ren, move, mkdir , ... など多数あります。dir コマンドは カレントディレクトリのファイル一覧を表示するコマンドです。

 

cd コマンド(cd 命令)は、必須です
フォルダにも現在表示中のディレクトリ(パス)があるように、コンソールにも現在位置というものがあって、その現在位置を カレントディレクトリ(現在ディレクトリ)といいます。(ディレクトリとフォルダは本来的には同じものです。)作業ディレクトリ、という言い方もできます。作業フォルダと言っても考え方は同じことですね。そのカレントディレクトリを変える(移動する)コマンドが cd コマンドです。以下は例です。使い方というほどではありませんね。

 

cd C:\WINDOWS [リターン]   C:\WINDOWS に移動
cd System [リターン] C:\WINDOWS にいる場合に、更にその下の System ディレクトリに移動 ( C:\WINDOWS\System )
cd C:\WINDOWS\System [リターン]   C:\WINDOWS に移動 (カレントディレクトリがどこであっても)
cd .. (cd ...) [リターン]   上のディレクトリに移動 ( カッコ内は、2つ上:上の上 のディレクトリに移動 )
cd C:\ [リターン]      ドライブ C の一番上のディレクトリ(ルートディレクトリ) に移動

 

コンソール上で作業してると、あたかも自分が自分がカレントディレクトリに「居る」ような感覚におちいるので、いちいちカレントディレクトリをどこどこに変える、と言わずに、(ディレクトリ)どこどこに移動する、と表現することが通常です。


以上で cd のエッセンスはすべて。赤字はすべて絶対パスといい、青字相対パスです。C:\ ( 他にも A:\ D:\ Q:\ そのほか) はドライブ名で、これを先頭につければ絶対パスの意味になります。尚、「C:\Program Files」 のように、パスがスペースを含む場合は、cd "C:\Program Files" のように " で囲みます。

 

 

Executable File(.exe or .com )
正式には他に、 .cmd, .bat, .pif, .scf, .scr.

 

実行ファイル(executable file) は、なんとか.exe [リターン] のように実行します。(実行ファイル名そのままでかまわないのです。)ごちゃごちゃになるので書きませんが、.exe ( .com ) の部分、拡張子は、省略しても認識してくれます。

 

notepad [リターン] (これだけ)

 

「実行パス」の話

 すぐ上の説明のように実行できるのは、カレントディレクトリにある実行ファイルか、「実行パスの通った」ディレクトリにある実行ファイルならば、どれでも、です。notepad.exeカレントディレクトリにないのに実行できる。これは、notepad.exe は C:\WINDOWS にあるりますが、その C:\WINDOWS に「パスが通っているから※」実行できます。この場合、本当は、実行パス(を通す)、が正確ですが、単に "パス" (を通す)ということも多いようです。実行パスが通っているとは、システム内で(に)実行パスが設定されている、ということで、実行パスとして指定されているディレクトリの実行ファイルは、どんなディレクトリからでも実行できる、それが本質的なことです。
 実行パスを自前で追加したい場合は、ファイル、C:\
autoexec.bat にパスの記述をします。パスが通っていれば、このファイル autoexec.bat にパスの設定が記述されているのが普通ですが、C:\WINDOWS のように、システム(OS)にとってあまりに当たり前なパスは、autoexec.bat に記述されないレベルで既にシステムで認識されている こともある ようです(余談)
 autoexec.bat はシステムの一部です。さきの、「システム内で実行パスが設定されている」というのは、具体的にはこのファイルにパスが記述されていることです。パスの設定のためでもいいから一度 autoexec.bat を覗いたなら、もうそれは システムの一部を目の当たりにしたことになるのです。(システム内にどんなパスが設定されているのかを表示するためには、 MS-DOS コマンド、path 命令 があります。path [リターン] )

(具体的にパスを設定したい!場合は、「autoexec.bat パス 記述」 などとして調べてみてください)

 

もう少しつき合ってもらいます。notepad.exe を例にとります。


notepad      [リターン] は通常の起動です。
notepad new.txt [リターン] では、カレントディレクトリ下の new.txt を開きます。new.txt がなければ 新規に作成するかを尋ねられることになります。
notepad C:\autoexec.bat [リターン] では、カレントディレクトリに関わらず、C:\autoexec.bat を開くことが出来ます。

C:\Windows\notepad [リターン] とすることも可能です。パスが通ってないと常に実行ファイル名にフルパスを用いなくてはなりません。

 

ファイル名に限らず、実行ファイル名の後につくこのパラメータを、コマンドラインオプションといいます。

 

 コンパイラのインストールをしようと考える人は、「実行パス」 のところを少しだけ丁寧に読んでおいてください。インストール後、"「C:\borland\bcc55\bin」に実行パスを通す" という作業があとであります。そうしておかないと、bcc32.exe はどのディレクトリからでも有効ということにはまだなっていないから、コンパイルのときいつも、実行ファイル名にフルパスを用い C:\borland\bcc55\bin\bcc32.exe test.c のようにやらなくてはならないからです。フルパスが面倒なのです。その面倒を避けるために、パスを通して有効にするのです。つまり、さきの「C:\borland\bcc55\bin」ディレクトリに パスを通しておき、コンパイルするときは、そのソースファイルのディレクトリから、bcc32.exe test.c [リターン] のようにシンプルに行います。いつも絶対パスを使っていては混乱のもとだし、コマンドの実行に関するいろいろな説明が、統一的にできないことにもなります。強情な人のためにいっておくと、常に絶対パスを用いるならば、実行パスの設定は不要であると言っておきます。
bcc コンパイラの場合の「パスを通す」

※「〜にパスを通す」 が分かりにくい場合は、「〜を実行パスとして有効にする」 と読み替えるとわかりやすい。
また、すぐ上の説明は、パスを通すという言葉に散々弄ばれた人が挙句の果てにたどり着く最終駅だと考えています。 つまり、いきなり理解しようとすると挫折したり、好ましくない結果を生じるかもしれません。作業を通して理解しましょう!

 

 

さて、パスという言葉には慣れたでしょうか。

 

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  ※ 実行パスの話はバッチファイル(の実行)についてもあてはまります。