ハンバーグというと、子供にとって大好きなおかずベスト3に入る食べ物であるが、みなさんは何を思い浮かべるであろうか。
普通のサラリーマンの方であれば、フランチャイズレストランのランチメニューを思い浮かべる方が多いかもしれない。
生まれのせいもあるかもしれないが、私にとってハンバーグというと"まるしんハンバーグ"なのである。
"まるしんハンバーグ"をご存じない方のために、チョットだけその特徴をご説明する。
"まるしんハンバーグ"は、そのハンバーグの周りにラードが塗りつけられた、紙袋入りの各種肉混入ハンバーグである。
袋から出して温めたフライパンで焼けば、それだけでハンバーグができあがる。
サラダ油等を必要としないのだ。
鶏肉・豚肉・牛肉が入っているので、独特の風味をもつのだが、その昔これで育ったこともあって、私にはこれが合っている。
というか、ハンバーグというとこれでなくてはならない。
現在ではどちらかというと、ビニール袋入りチンしてできあがりやわらかハンバーグ(デミグラスソース付き)が主流であるが、これはダメである。
先のフランチャイズレストランのランチについてくるハンバーグもそうなのであるが、なんといっても焼き跡がついていないし、グシャグシャで柔らかすぎる。
しかも味が濃い。
フランチャイズレストランのハンバーグランチは、ナイフで切ろうとすると、切れずにナイフの先のところがグシャッとつぶれる。
ハンバーグといえば焼き跡、しかもチョット堅め。これにつきる。
チョット焦げたところがおいしい、そう思いませんか。
ナイフを入れて、しっかりした切り触りを楽しみ、口に入れてアッチッチなんていう風に楽しむものだと思う。
デミグラスソースなんかは、手を抜いてケチャップソースで十分。
私のところでは、そうなのである。
なによりも、エッグハンバーグというのか、ハンバーグエッグというのか、つまりハンバーグの目玉焼きノッケが簡単に作れる。
レンジでチン方式では、目玉焼きは別に作らなければならない。
是非に一度試してみていただきたい。
そういえば、マクドナルドのハンバーガーをしばらく食べていない。
おそらくそれは、65円から20円値上げされて85円になったせいなのである。
ご想像がつくと思うが、私のとってハンバーガーといえばいつの頃からか、セットものではなくハンバーグ単品なのである。
昼飯として食べる場合には、これを3個注文する。
2個だとすぐにお腹がすくが、3個であれば夕ご飯までもつ。
というか、私はシンプルなハンバーガーが好きだ。
飲み物は、近くの自販機ですます。
どうも、店内で提供されている飲み物は苦手だ。
コーラは滅茶苦茶薄いし、アイスコーヒーは甘すぎる。
"チーズバーガー"も苦手だ。コクがありすぎるのである。
お勧めの、"てりやきバーガー"も甘ったるすぎて、ダメだった。
シンプルバーガーの次に好きなのは"エッグバーガー"なのだが、たまにしか売っていないので、どうしてもセレクトはシンプルバーガーになる。
いつのまに、最近のダブルバーガーは、どうしてああペラペラになってしまったのか?
昔のダブルバーガーは、分厚いハンバーグ2枚とレタス山盛りという、いまの"ビッグマック"のようなものだった気がするのだ。
何かの機会に、いまの"ダブルバーガー"のように薄いペラペラのハンバーグと置き換わり、レタスはもとよりパン生地まで薄くなってしまった。
戦略上仕方のないことだとは思うが、これにより消費者である私の選択は、常に一つになってしまったのだ。
フライドポテトは最近全く食べない。
作り置きされたフニャフニャフライドポテトはダメなのである。
あの揚げすぎの、カリカリした食感が好きなのだ。
ケチャップやマスタードを頼まないと、つけてこないことも歯がゆい。
ロッテリアに行けば先の"ベーコンエッグバーガー"が、いつでも食べられることは分かっているのだが、これも値段は高いし、場所が遠いしでダメである。
実は、ハムエッグバーガーの他にも、その昔凝っていたハンバーガーがあった。
ハンバーガーといえないかもしれないが、それはモスの"ライスバーガー"であった。
モチモチしたあの食感がたまらず、週に一回は食べていた時期があったのだが、おにぎり方が安いなと思い始めて遠ざかってしまった。
ファーストフードが、人々からやり玉にあがるようになってかなりたつ。
牛丼を食べタメてきたが、すでに底はついた。
消費者の側に立った提供がされるならば、スローフードだろうがファーストフードだろうが関係ないはずである。
安全なファーストフードの復権を、強く切望したい。
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