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キーボード
現在あなたは、どのようなキーボードをお使いだろうか。
たいていの方は、パソコンを購入したときのキーボードを、そのまま使用するが普通だろう。
ちょっとぐらい使いにくくなっても、普通は量販電気店でキーボードが単体売りされていることもご存じではないはずだ。
キーボードが壊れるまで使用する方は100人中10人いないのではだろうか。
私はといえば、今まで何台(こういう数え方でいいのだろうか)のキーボードを買ってきたか思い出せないくらいだ。
キーボードで一番壊れやすいのは、おそらくシフトキー、コントロールキーである。
共通しているのは、指で斜めに押下されることだ。
つまり最初にイカれるのは、指で斜めに押下されるキーなのである。
その次が、カーソルキーである。カーソルキーで一番イカれやすいのは、やはり左カーソルキーだろう。押す回数が多いからである。

一応PC8801時代からキーボードをたたいてきた。
PC8801といっても、購入できたのはmk2になってからのことだが。
初代のものから較べると、このmk2のキーボードは恐ろしく出来が悪かった。
とりあえずメカニカルキーボードだったが、あらゆる角度からの指の押下を関知させるためにキーがガタガタで、普通にキーを押下してもまっすぐ降りるということがなかった。
これはおそらく現在でも意見の分かれるところだろうが、真っ直ぐタッチしないと降りないキーボードと、キーがガタガタしていてあらゆるタッチを受け付けるそれとでは、どっちが使いやすいキーボードなのであろうか。
私にとっては、あらゆるタッチを受け入れるタイプはNGである。
だが店頭で触ってみると、ほとんどの場合はガタガタタイプが採用されているように見える。
現在でもメカニカルタイプであるにも関わらず、ガタガタタイプを採用しているものは多い。
たまに月刊誌でキーボードの特集をしているが、そこに登場するタイプでもなければ、メカニカル/メンブレを問わずにガタガタタイプであると思ってもいいのではないだろうか。
最近は少なくなったが、メンブレンタイプでキータッチの感覚がペカペカするタイプ、というものがかつてあった。
そのスイッチの構造上致し方のないことではあるが、キーをある程度押すと突然反発が全くなくなり、そのとたんペカッとキーが沈み込むタイプを、私はペカペカタイプと読んでいた。
指圧養成ギブスタイプというものもあった。
これは恐ろしくキー反発が強いもので、満身の力を入れてタイプしないとキーが沈まないというものであった。資料等を作成していて、夢中になって2時間くらい続けていると、翌日指が動かなくなってしまうという、とんでもない代物だった。
その昔の破格キーボード(980円くらい)に、特に多い現象であった。
一番普通に使えるキーボードということであれば、マイクロソフトキーボードやロジクールキーボードではないだろうか。
私もかつて使っていた。どこででも手にはいるし、メンブレンでもよければ、3000円台からの低価格で入手することができる。
かつての悪名高いメンブレンタイプではなくて、かなり使えるタイプのメンブレンである。
キーもガタガタタイプではなく、スッと沈み込むタイプである。

こんな話題でキーボードを取り扱って、さぞかしブラインドタッチが得意でなのであろうと思われる方がいらっしゃったら、それは勘違いである。
私が話題にするテーマで、その分野に造詣が深いなどということはあり得ない。
コードとか、決められた文章を入力するとかは、おそらく普通の方よりも遅いかもしれない。
加えて、前述のマイクソロソフトキーボードを数年にわたって使っていたのであるが、例によってシフトキーやエンターキー、コントロールキーがイカれてしまっていてキーが押せないのにも関わらず、お金がなくて非常に入力しづらい環境で使っていたので、変なクセがついてしまって、ブラインドタッチが下手になってしまった。(かなりいいわけクサイが...)

今使用しているキーボードは、780円キーボードである。
信じてもらえないかもしれないが、これは6800円のメカニカルキーボードよりも、3200円のマイクロソフトキーボードよりも使える。
メンブレンタイプであるが、どうやら780円にも関わらずタクタイルタイプらしく、変なクセがついてとんでもなくブラインドタッチが下手になった私でも、高速な入力を行える優れものである。
ヨドバシ○メラという家電量販店でみつけて、30分迷ったあげくに購入したものだ。
店頭でデモ機を触って"これはイイ!"と思ったのだが、あまりのその安さに大いに迷ったのであった。
"素晴らしいのであるが、その値段はかつてのギブスタイプを思わせる、というかそれよりも安い。これはハッキリ言って、安物買いの銭失いパターンである。"
そんな思いが、頭の中で30分間永久ループしていた。
購入したあと家に帰って、大急ぎでタッチを確認してみた。
そしてその素晴らしさに感激し、小遣いも時間もあまりなかったが、大急ぎでとって返し、唯一残っていたもう1個までもを買い求めた。
キーボードの会社名はシグマAPOシステム販売株式会社。
製品名はCBKB109IVである。
どこかで見つけたら、とりついている人と殴り合いになっても、購入すべきである。
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