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パソコンは何年使えるのか(前編)
パソコンが何年使えるかという問題は、人によってとんでもない格差のあるもんであろうと思う。使う人の業種、あるいは使用するソフトウェアによって、大きく異なることであろうことは疑いの余地がない。
にもかかわらず、今回取り上げようと思った背景には、つい先日(といっても、1ヶ月ほど前のことだが)、7年間使用してきたメインPCが昇天し、データの復旧やら原因の究明やら、新規購入の手配などで、1ヶ月大わらわであったことがある。
もちろん、何年使えるかを議論するからには、私のパソコン所持歴を明らかにしなくてはならない。これはざっと次の通りである。
 ・PC8801mkUSR  \248,000
 ・PC9801LX  \48,000
 ・コンパックAERO  \120,000
 ・CanBe  \48,000
 ・Brezza133  \248,000
 ・マウスコンピュータPenV800MHz  \107,000
 ・マウスコンピュータPenV1GHz  \75,000
 ・Prime Knight LC  \47,000
 ・Prime Knight LC  \55,000

記憶を頼りに書き出してみただけなので、本当にこのような型番があったかは定かではないが(マウスコンピュータについては、型番さえも覚えがない)、ともかく私のPC所持歴はPC8801に始まった。
これは、当時憧れであったローランドのシンセサイザーセットやDX7、ワンボードマイコンといったものを全てあきらめて貯めたお年玉とバイト料で購入したもので、10年くらいは現役で使用した。
その影には、JET88というdb−SOFTが出していた高速ワープロとの出会いがあった。8ビット機用ワープロにもかかわらず、PC9801用のワープロよりも超高速で入力が可能であった。
キーを入力するとちょっと間をおいて表示される現在のワープロと違って、入力すると同時に文字が表示されるので、画面を見ながらものすごい高速で入力できる非常に優れた代物だった。
もっとも、晩年にはPC9801が全盛となり、私もハイレゾをカラーで使いたくて、アスキーの漢字BASICなんぞを多用していたが。
なによりも、今回一覧を作ってみて初めてわかったことであるが、信じられないことに9台も所持歴があるにもかかわらず、出費を全て合計してみても100万円に満たないのである。これには2台分のモニターも含まれているので(モニタの所持歴は2台なのである。1台は10年使った。プリンタとソフトは別だが)、これは驚異的なことだ。
PC9801LXはラップトップマシンで、私はこれをホストコンピュータの端末として使用していた。AEROもそうである。
が、おそらく画面が大きかったせいであろう。個人的には、重くて膝の上に10分と載せていられなかったPC9801LXの方がお気に入りであった。
これには、PC9801LXのキーボードが、初代PC9801のものと同じくらいできがよかったせいもあったのに違いない。キーがあらゆる方向からのタッチを受け付け、そのくせ、曲がらずにまっすぐ沈み込む。キーは重からず、軽すぎず。高速タッチが可能なキーボードだった。
これらは、3年〜4年くらい現役だった。
当然、一番使えなかったのは、CanBeである。
もちろんゲームをするために購入したのであるが、ゲーム以外にはまったく使えなかった。こいつの寿命は1年くらいだった。
その後に、最も活躍したのがBrezza133(ホワイト)である。
私は、六角大王で作ったと思われるような正方形の体をもつ初期の「バーチャファイター」と、レアな「パクパクアニマル」をやりたくて、パチンコの勝ち分を全てつぎ込んで即買いした。
これは、Windows95と初期のDirectXが動くものだったが、のちにWindows98やWindows
98SEを入れたりして10年間酷使した。
しかし、Windows98SEでポリゴンが多数出てくるようなソフトを動かすと、さすがに頻繁に落ちるようになって、晩年にはインターネット閲覧専用機として使用していた。
低速のパソコンが活躍できたのはこのあたりまでだと記憶している。
このあと私の環境は、166MHz〜700MHzをスキップして、いきなりペンティアムV800MHzとなるのである。
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