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ラーメンメーカー/ゆでタマゴメーカー
私の家からかなり離れた場所(数年前までは新興住宅地だったが、今では地価があがって住宅地にできないほどになっている)に、カインズホームというホームセンターがある。
最近その手前には、ムサシというホームセンターもオープンしたが、その大きさの割りに品揃えがあまりよろしくないせいか、物珍しがりの客意外は、もうオープンしてから数年は経つというカインズホームに吸い込まれていくといった具合になっている。
今回ご紹介する製品は、このカインズホームで突如として1コーナーを占めるまでになっている「メーカーシリーズ」の2つである(現在でもこのコーナーが存在するか否かは残念ながら確かめてはいない。だが、昨年の半年間は確かにこのコーナーは存在した)。

「メーカーシリーズ」という呼称はカインズホームで使われているというわけではなく、必ず「メーカー」という呼び名がつけられていることから、私が勝手に呼称している呼び方だ。もちろん、有名「メーカー」製というわけでもない。
この「メーカーシリーズ」の仕掛け人は誰かというと、どうやらカインズホームではないかと思ってはいるのだが、「ラーメンメーカー」の方は、スケーター株式会社という会社が作っているもののようで、包装を捨ててしまった現在では販売元がはっきりしない。
「ゆでタマゴメーカー」のメーカーはどこかと問われれば、販売元に当たる株式会社カインズということになるようなのだ(包装にそう書いてある)。
カインズホームにあるこのコーナーは、この「メーカーシリーズ」をより合わせて作られているもので、「電子レンジクッキングコーナー」として取り扱われている。

恐ろしく長い前置きになってしまった。さもあらん。どうあがいても今回は長い内容にならない気がするのである。
とりあえず、「ラーメンメーカー」の方からご報告することにしよう。
結論から言うと、おそらく長期に使っても使い方が判らなくならないように、わざわざフタに書いてあると思うのであるが、このフタに書いてある時間では、ベリーハードなというよりちょっとだけふやけたようなラーメンもどきしか出来上がらない。
ちょっとだけふやけたようなラーメンしか出来上がらないこの時間は、600Wの電子レンジで7分というものだ。だが、家の電子レンジを600W出力にしても、7分では汁が煮立たなかった。ベリーハードだった理由はこの辺りにあるようだ。
フタには、湯からの調理では約3分とある。普通のインスタントラーメンでは確かにその通りなはずだ。レンジ脇に立って眺めていると、水から7分では煮立っている時間は約1分くらいであり、確かにこれではインスタントラーメンは出来上がらない。
実際、勇気を持って1分ずつ長くしていったテストでは、600W9分でちょうどいいようだった(これは私の家での結果なので、皆さんのお家では7分から少しずつ長くしてテストしてほしい)。
「ラーメンメーカー」の容器は、かなりハードなプラスティックでできているようだが、この600W9分という時間は、容器をとてつもなく熱くするようなので、自分の電子レンジではこの時間で容器が解け出さないか確認をしておく必要があることに注意してほしい。
600W9分かければ確かにラーメンが出来上がるのだが、この9分という時間を待てるかといわれると、ちょっと躊躇する時間ではある。ガスコンロでも同じくらいの時間がかかるのではないか。
いまではガスコンロにもタイマーがついているものは珍しくなく、それを使うと解決しまうような気がしないではない。
これはやっぱり、調理が面倒な学生さん向きな商品だったのかもしれない。

「ゆでタマゴメーカー」の方は、前述したようにカインズホームオリジナル商品のようだ。デザインもなかなかで、どっかの製品のようにニワトリの目玉は書いていない。
これは、1個だけのゆでタマゴを電子レンジで作れるものだ。
この類のものにまがり物というか、使用方法どおりに使っても出来上がらないものが多い中で、これは値段の割りに(いくらだった忘れたが、400円くらいだった)、説明書通りに使える逸品だった(茹でるのに水を使うという当たり前のところがいい)。
ああ、もどかしい!
結論を言ってしまおう。確かにこれは、600W7分で固ゆで卵が確実に作れる。
欠点は、一度に1個しか作れないことだ。
鍋で一度に5個くらいのゆでタマゴが12分くらいで作れることを考えると、この辺も微妙なところだ。
だが、確かに私の家では1ヶ月に数回の割合で、この「ゆでタマゴメーカー」は活躍している。
無精者には、絶好の逸品である。

今回は取り上げなかったが、このほかにも「電子レンジクッキングコーナー」では「目玉焼きメーカー」などもあった。
これと同様もので、10年前に買ったものを今でも私は持っているが、電子レンジに入れる前にタマゴに「つまようじ」で穴を開けないと、電子レンジ内で爆発して内部が散々なことになるので、注意が必要だ。
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