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緑茶はどれを選ぶ?
簡単に言うと、「SHOP99の粉末茶」が一番安くて美味いということである。
じゃあ、今月はこれでおしまい!  というわけにもいかないので、どういう経緯でこうなったのかということをお話したい。

その昔は、ありきたりに1.5リットルのペットボトル派だった。
その後ペットボトルは金がかかるということで、インスタントコーヒー派になったが、インスタントコーヒーも月に150gパッケージを3袋消費するようになって、こいつはやばいと思い始めた。
なんとか飲料費にかかる経費を落としたい、それだけのために私は緑茶派に戻った。
インスタントコーヒー3袋ということは、1袋498円と計算すると(最近この値段でスーパーがセールをやること自体少なくなったが)、月に1500円かかるということなのだ。
そこで少しでもインスタントコーヒーを減らして緑茶にしようと、カテキン粉末緑茶にしてみた。
しかしこのカテキン粉末緑茶、50g入りが650円もする上に、月平均の使用量が2瓶以上という消費量で、インスタントコーヒーよりも金がかかりはじめた。まあその結果、インスタントコーヒーの消費量は月に2袋まで落ちたことは落ちたのだが。
問題は、インスタントコーヒー代1000円のほかに、緑茶代1300円がかかり始めたことだった。前よりもお金がかかっている。
やむえず、粉末茶ボトルに入る詰め替えパッケージのものを探した。40g498円という値段とブランドで伊藤園を買ってみた。
だが伊藤園のものは、40gをうたっている割には味が薄いので1回あたりに粉末を大量に消費する。グラム数の割に消費が驚くほどに早い。私の場合は、10日で1袋飲み切ってしまった。
問題は次の月だった。伊藤園以外でまっとうな味のする粉末緑茶を探し出さなければならない。
しかたがないので、とりあえず大手スーパーで粉末茶を片っ端から買ってみた。
だが、粉末茶と書いてあるにもかかわらず、中身を空けてみたら単に緑茶葉をちょっと砕いただけというものもあった。茶漉しがなきゃ飲めないじゃないか。何を考えて作ってんだか。
緑茶と書いてあるのに、ウーロン茶が混ざっている中堅メーカーものもある。
伊藤園の粉末茶よりも量の割りに安いし、水でもよく解けるとうたっていたので買ってみたのだが、溶かしてみるとなんだか色が緑茶や抹茶っぽくない。確かに緑色なのだがどす黒いのだ。
飲んでみるとその意味は一発でわかった。緑茶の味がしない。味のほとんどはウーロン茶である。
勢いあまって捨てようかと思ったが、498円もした。捨てるには勇気のいる金額である。私は500円玉を投げ捨てられるような勇気を持っていない。1ヶ月間しぶしぶそのほとんどウーロン茶の緑茶を飲んでいた。
ほとんど絶望的な気分になりながら、その翌月は100円ショップを回って手当たり次第に粉末茶を買い集めてみようと思い立った。その中から、使えるものを探し出すほかはない。
とはいっても、すでに近場の2つは調査済みだ。どちらもダメだった。残るは、SHOP99とダイソー、キャンドゥのみ。
とりあえず、食品を多く扱っているSHOP99にいってみた。
ターゲットは2種あった。粉茶と粉末茶だ。量からいって粉茶のほうがいけるような気がする。粉末茶は20gしか入ってない。その割には40杯分とずいぶん威勢のいいことをいっている。それぞれ1袋ずつ買う。
家に帰ってあけてみると、粉茶は例の緑茶の葉を無造作に砕いただけのものだ。速攻でゴミ箱へ。
残りは粉末茶のみ。開けてみる。色は、ブランド品の粉末茶と変わらない気がする。溶かして飲んでみた。ゴックン!?  おいしい。これならいける。
ダイソーとキャンドゥはいかないですんだ(今時ガソリン代もバカにならない)。
これで月に2袋−210円で緑茶が飲み放題。ありがたい。
ただひとつ困ったことが。粉末が湿気を吸いやすいために、他で使っていたカテキン茶のビンに入れると、粉が出てこなくなるのだ。口を口バサミで閉じ、必要なときにスプーンで取り出すしかない。
インスタントコーヒーの消費率も月1袋まで落ちてきているし、500円+緑茶2袋×105円=210円、飲料費節約作戦は見事に成功した。
でもこのSHOP99の粉末緑茶ほんとおいしい。
何でも値上げのこのご時世、値上げなんかしないでもっとじゃんじゃん作ってほしい。
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