現在位置: Toshi Software Gallery > FabulousMP3 > iPhone/スマホへ活用例
日比谷線で通勤する私としては、通勤電車の45分が毎日の息抜きタイムです。ビジネスマンの朝は「やはり日経新聞でしょう」と言う話もありますが、朝からの新聞は、頭がパンパンになってしまってしまいます。と、言うことで、ここでは、iPodで好きな音楽鑑賞をするための話題を紹介します。
日比谷線のような地下鉄では、iPhone付属のイヤホンでは、騒音がうるさく、楽曲の細かい部分を聞くことができません。ついつい音量を上げてしまいますが、これでは、難聴のへまっしぐらかもしれません。
そこで最近よく見かけるのが、「密閉型」のヘッドホン。外に音が漏れず、外からの騒音もカットできます。ただ、この密閉型でも、ベースギターなどの低音部分は電車の騒音に埋もれてしまい、聞くことができません。学生時代、ベース担当でバンドをやっていた私としては、ここにこだわりたい。
週末にレンタルCDで借りたCDをせっせとMP3ファイル化して聞いていますが、On-The-Goや、トップ25などの機能で、気に入ったいろいろなアーティストの楽曲を連続して聴く場合、楽曲間の音量差や音作りの差(低音ギンギンの曲と、静かなアコースティック系の曲)があり、音量を頻繁に操作しなければなりません。
電車の中で心地よく音楽を楽しみたい私としては、これを何とかしたいとこだわっています。
FM放送やテレビ放送の音は、放送局からの送出時に加工されているのを知っていますか?ナレーションや音楽、CMの音などの音量差を小さくしたり、カーステレオなどの騒音環境や、静かな部屋で小音量で聞く場合などのために、「コンプレッサー」というエフェクタが使われています。
要は、大音量部分を抑え、小音量部分を持ち上げる音量調整を、音に合わせて瞬時に自動的に行っているようなものです。
最近の楽曲は、「キック」と呼ばれるバスドラムとベースギターが低音部分を構成しており、楽曲の気持ちよさは、この部分で決まると言われています。ここを「気持ちよく聞かせる」、「いい音に錯覚させる」ために、わざと潰して(クリップさせて)います。
このようなエフェクタを使用してMP3ファイルを作れば、楽曲間の音量差や心地よさが改善され、私の45分間の通勤を、より幸せに過ごすことができる!と言うことで、こだわっています。
この「マルチバンドコンプレッサー」の効果をMP3ファイルに使うことができるソフトが、「FabulousMP3」(ファビュラスMP3)です。
「Fabulous」はかっこいいと言う意味で、「Cool」と同じような意味です。一般の人は大人も子供も、かっこよければ「Cool」と言いますが、気取った姉ちゃんは、「Cool」なんてガキの言葉ね、と、「Fabulous」を使ったりします。セレブ感が臭う女性の言葉だそうです。命名したときは、そんなことは気にしなかったのですが...。
言葉は代わり、「Cool」も「Fabulous」も古くなってしまい、最近では、日本語の「ヤバイ」と同じ様な意味で、「Awesome」(オーサム)になっています。子供から、兄ちゃん/姉ちゃんまで、全員使います。いっそのこと、「AwesomeMP3」に改名しようかしら...。(LOL)
そんなことはどうでもいいですが、このソフト、CDからリッピングしたファイルを、iPod向きの心地よい音に変えてくれます。70年代の古いロックからバラードの静かな曲、最新の音作りの曲まで、すべての音を同じ心地よさに変えるソフトです。
まず、他のCDリッピングソフトでCDを「MP3」ファイル化します。このときにGraceNoteなどの曲名データベースから、曲名とタイトルをMP3ファイルに自動的につけておきます。音質は最高音質が望ましく、256kbpsや320kbpsにしてください。このファイルは後で捨ててしまいますので、一時的なファイルです。
次にFabulousMP3を起動して、このMP3ファイルをドラッグ&ドロップします。
音のプリセットがいくつかありますが、「DB」ボタンを押すと使える「DigitalBroadcast-WideStereo」がお勧めです。リストに楽曲が登録されますので、後は「リストのすべて曲をファイルに出力」のボタンで、まとめて加工するだけです。
加工の前に試聴もできます。三角の「再生」ボタンで、加工された音が再生されます。試聴中に「Bypass」のスイッチで効果をOn/Offしてみてください。効果がよくわかると思います。
と言うわけで心地よい音楽でしばしの息抜きを・・