FileWriter_FLAC オブジェクト
オブジェクトの作成メソッド: Application.CreateFileWriter
FLAC ファイルを作成するオブジェクト。
■プロパティ
- BitsPerSample (int)
- 出力ファイルのサンプル ビット数。値は 0/8/16/24 のいずれか。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) のビット数から判断します。既定は 0。
- Channels (int)
- 出力ファイルのチャンネル数。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) のそれを使用します。既定は 0。
- CompressLevel (int)
- 圧縮レベル (0 〜 8)。0 が高速で低圧縮率。8 が高圧縮率で低速。既定は 5。
- ReplayGain (boolean)
- true の場合は再生音量の設定をファイルに記録します。既定は false。
- SampleRate (int)
- 出力ファイルのサンプリング レート (Hz)。0 の場合は入力データ (SoundClip オブジェクト) のそれを使用します。既定は 0。
- Verify (boolean)
- true の場合は、ファイル作成時、圧縮したものを展開して元の音声波形と同じかどうかをチェックします。既定は false。
■メソッド
- Process
- 与えられた名前で FLAC ファイルを作成します。
■ファイル作成の手順
ファイル作成の手順はおよそこのようになります:
- 入力 SoundClip オブジェクトを作成する。
- 必要なら SoundClip.Labels, SoundClip.Text を変更する。
- FileWriter_FLAC オブジェクトを作成する。
- 必要なら出力フォーマットなどを設定する。
- FileWriter_FLAC.Process メソッドを実行する。
- 例 (JScript)
// 入力音声 (選択範囲)
var clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip();
// FileWriter_FLAC オブジェクトを作成する.
var writer = Application.CreateFileWriter("flac");
// ファイル作成
writer.Process(clip, "D:\\Sound Output\\test1.fla");
- 例 (VBScript)
Dim clip, writer
' 入力音声 (選択範囲)
Set clip = Application.ActiveDocument.CreateSoundClip
' FileWriter_FLAC オブジェクトを作成する.
Set writer = Application.CreateFileWriter("flac")
' ファイル作成
writer.Process clip, "D:\Sound Output\test1.fla"