Document オブジェクト

オブジェクトの場所:
Application.ActiveDocument
Application.Documents.Item(x)

波形グラフを持つファイルを表すオブジェクト。


■プロパティ

BitsPerSample (int)
サンプル ビット数。読み出し専用。整数か浮動小数点かを知るには PcmFileSample プロパティを調べる必要があります。

Channels (int)
チャンネル数。読み出し専用。

ChannelSelection (int)
選択チャンネルを示すビット マスク:
  • 1: 左のみ選択
  • 2: 右のみ選択
  • 3: 両方選択

FullName (string)
音声ファイルのファイル名。フルパス。読み出し専用。

Labels (object)
ラベルをまとめているオブジェクト。

Length (double)
音声データの長さ (秒)。読み出し専用。

Name (string)
音声ファイルのパスを含まないファイル名。読み出し専用。

Path (string)
音声ファイルが置かれている場所。読み出し専用。

PcmFileSample (string)
ファイル種類 (Wave, AIFF など) とサンプルの種類を示す文字列。読み出し専用。

SampleRate (int)
サンプリング レート (Hz)。読み出し専用。

Saved (boolean)
ファイルが改変されていて、保存されていない場合は true。それ以外は false。読み出し専用。

SelectionFrom (double)
選択範囲指定マーカー。単位は秒。SelectionFrom <= SelectionTo

SelectionTo (double)
選択範囲指定マーカー。単位は秒。SelectionFrom <= SelectionTo

Text (object)
音声ファイルの付属テキスト情報を持つオブジェクト。

Title (string)
ウィンドウ タイトルに表示しているテキスト。読み出し専用。変更するには、タイトル文字列を Text オブジェクトの Item("Name") に代入します。

■メソッド

Activate
この Document オブジェクトをアクティブ (何かのダイアログ ボックスが出ていなければマウス/キーボード入力を受けられる) にします。

AddGain
選択範囲の音声波形の振幅を変更します。

AddOffset
選択範囲の音声波形に指定のオフセットをかけます。または現在の DC オフセットを除去します。

Close
この Document オブジェクトを閉じます。

CreateSoundClip
選択範囲を SoundClip オブジェクトとして取り出します。

Delete
選択範囲を削除し、指定の秒数だけ無音を挿入します。

EffectChain
選択範囲に効果を適用します。

GetWaveformInfo
選択範囲の音声の統計的情報を取得します。

Replace
選択範囲を SoundClip オブジェクトの内容と置き換えます。

TimeStretch
選択区間を、指定の間隔でサンプルを採り直した波形に置き換えます。

TimeStretch2
選択区間の音声のピッチとテンポを変更します。

Save
ファイルを保存します (PCM)。

SaveAs
引数で指定された名前で、ファイルを保存します (PCM)。