Document.TimeStretch2 メソッド
選択区間の音声のピッチとテンポを変更します。
- 書式
- obj_var.TimeStretch2 (pitch, speed [, for_music])
- 引数
- obj_var
Document オブジェクト。
pitch (double)
音声のピッチ。範囲は 0.5 <= pitch <= 2.0. 備考の計算例参照。
speed (double)
音声のテンポ。範囲は 0.5 <= speed <= 2.0. スロー再生の場合は speed < 1. 早回しの場合は speed > 1. 選択区間の長さは 1 / speed 倍になります。
for_music (boolean)
音楽用の時間伸縮装置を使うには true。既定は false。
- 戻り値
- なし
- 備考
-
強引に波形を操作する処理なので全体的に音質は劣化します。全体的には良好な聞こえ方になっていても局所的に音切れや異音混入等の問題が生じることがあります。
内部処理の都合で、speed を pitch で割った値が 0.5 <= speed / pitch <= 2.0 の範囲にないとエラーになります。
引数 pitch の値は、例えば以下のようになります:
- 音声のピッチを x セントずらすには
JScriptでは pitch = Math.pow(2, x / 1200)
VBScriptでは pitch = 2^(x / 1200)
- x Hz の音声を y Hz にするには
pitch = y / x