Document.TimeStretch メソッド

選択区間を、指定の間隔でサンプルを採り直した波形に置き換えます。

書式
obj_var.TimeStretch (speed [, accel_break] )

引数
obj_var
Document オブジェクト。

speed (double)
元のサンプル間隔を 1.0 とした場合のリサンプルの間隔。speed < 1 なら元の間隔より狭く、speed > 1 なら元の間隔より広いの意味。備考の計算例参照。

accel_break (boolean)
選択区間両端の波形を、区間外の波形となめらかにつなぐ処理を入れる場合は true。既定は false。

戻り値
なし

備考
引数 speed の値は、例えば以下のようになります:

  • 音声のピッチを x セントずらすには
    JScriptでは speed = Math.pow(2, x / 1200)
    VBScriptでは speed = 2^(x / 1200)
  • x Hz の音声を y Hz にするには
    speed = y / x
  • 音声の長さを x 秒から y 秒にするには
    speed = x / y
  • サンプリング レート x Hz で録音した音声を、サンプリング レート y Hz で再生したとき、正常なピッチで再生されるようにするには
    speed = x / y