- ファンタジー・ブーム
- ブロードバンド・ブーム
- 蛮勇をふるう某社社長の存在
今回のアニメ化決定の背景には3つの要因があるようだ。まず1つめは、小説・映画の「ハリー・ポッター」や「指輪物語」のファンタジーブーム。2つめはブロードバンド環境で配信するコンテンツの不足。3つめは、(こういっちゃあ、なんだが)素人目に見て、あまり頭のおよろしくなさそうな某社の社長の存在だ。
つまり、こういうこと。
- ブロードバンド向けのコンテンツを物色していた社長
- 安直なことに映像配信に飛びつく
- オリジナルの短編を大量発信でどうだ
- ファンタジーがナウいらしい
- ネット発の和製ファンタジー Card Wirth というのがナウいらしい
- Card Wirth は、多チャンネル展開が狙える
- 決定! Card Wirth アニメ化!
この社長というのが業界でも有名な冒険野郎で、どう考えても勝算がなさそうな分野に突撃していき、数々の伝説を打ち立ててきた。最近はあまり景気の良い噂は聞かないが、どうやらまたやってくれるらしい。
正直、ちょっと大丈夫かなと心配になるほどの安直さ&分析の甘さだが、たぶん、社長の発想が時代の最先端を突き抜けてしまったので、凡人には理解し難いだけなのだろう。
ちなみにこの社長さん、Card Wirth 関連事業に関しては「オープンソース」で進めるそうだ。一般的なオープンソースと同義なのかは不明だが、これもきっとナウいことなのに違いない。
それよりもよく分からないのが、この情報をリークした人物の狙いだ。彼あるいは彼女は、リークによってこの計画を一気に押し進めようとしているのだろうか? それとも(あまり考えたくないことだが)公式発表前のリークによって完全に潰そうとしているのだろうか?
筆者は、計画を後戻りさせないための策だと睨んでいる。だいたい、リークしたところで潰れるような性質のものとは思えないのだ。もっとも、筆者がこういうビジネスに疎いだけなのかもしれないが。
あるいは……ここまで書いてしまった以上、何より一番、絶対に考えたくないことだが、リーク情報そのものがエイプリル・フールという可能性も否定しきれない。自慢じゃないが、筆者には、偽情報に踊らされて大々的に書いてしまった記事「幻の新CW」という忌まわしい前歴がある。
4月1日現在、情報が真実であることをただ祈るばかりだ。
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