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NISMO G-ATTACK S-TUNE サスペンションセット For March HK-11
(F・R強化スタビライザー付き)
2003年7月某日 取り付け 
車高の変化(画像クリックで大画像) MENU
上: ノーマル サスペンション
下: NISMO S-TUNE サスペンション
テクニカルデータ
インプレッション
取り付け

テクニカルデータ フロント リア
ショックアブソーバ 減衰力(0.3m/sec) 伸側 N(kgf) 1306(133) 730(74)
圧側 N(kgf) 563(57) 510(52)
ショートストローク値 ケース長のノーマル比変化代 (mm) 0 0
ロッド長のノーマル比変化代 (mm)  0 0
コイルスプリング スプリングレート N/mm (kgf/mm) 29.4(3.0) 24.5(2.5)
車高ダウン量 (mm) -30 -30


インプレッション
■■■■■ 見た目インプレッション ■■■■■
あまり車高を下げたくないのだが、30mmダウン。ロアアームが水平に近くなる。13-60-175のタイヤとロアアームバーを装着しているため地上高は75mm程度。車検は通らない・・・・。
(取り付け数日後、舗装工事中の国道を走行中、浮き上がったマンホールのフタでロアアームバーを軽く擦る。安心して走れないので、即取り外し。これにより地上高は95mm程度になるので車検も通ります。)
30mmダウンでもリアは結構右に寄るので、パナールロッドは必須!ブッシュタイプのものを今回装着。
■■■■■ 走行インプレッション1 (Fスタビ:ノーマル Rスタビ:強化) ■■■■■

Fスタビ(強化)のみ暑くて取り付け作業を断念。いい機会なのでアンバランスのまま走行してみた(3ヶ月間)。

◎ 住宅地の道路を低速走行
結構ボコボコのアスファルト道路。時速15キロで走行。わざとボコボコを選んでショックアブソーバの効きをチェック!お〜いいねぇ〜。ノーマルが結構へたってたからかもしれないが、見事に吸収してる感じです。新車のようです。(←オニュウのサスなので当たり前といえば当たり前ですが・・・・・)

◎ 一般道を制限速度で走る
普通・・・・。でもこれって重要なこと。バネレートばかり上げて、バランスを崩すととても乗っていられない。
会社の同僚は軽に6Kのバネレート。ご苦労様です。見てるだけで疲れます・・・・・
大き目の段差には注意が必要!吸盤取り付けのレーダなどは見事に落下します。

◎ 穴ぼこの田舎道を走る
アスファルトに穴があき応急処置で埋めてある道。時速40キロで走行。激しい揺れ・・・減速しないと走れない。高速で突っ込むと跳ねてしまう・・・。このような道では乗れたものではありません。まぁ、こんな道を走ることは普段無いので構わないが・・・・。

◎ 田園の中にあるワインディングを走る
大好きな道です。見晴らしがよく、さまざまなR(比較的大きい)のコーナーが連続する。勾配は全然なし。砂利が落ちていて滑りやすい時もあるが見晴らしのよさでカバーできる。
いつものようにカーブに飛び込む・・・・おぉぉ・・・ロール量がかなり減ってる・・・以前だと道路の端まで使わないと絶えがたいロールに苦しむ速度なのに・・・いいねぇ〜。Fスタビはノーマルなのにここまで変化するとは・・・。ロール剛性を上げるにはスタビを強化すれば良いと安直に考える間違いだと気づく・・・。何事もバランスですね。
サスのおかげでコーナリングスピードは明らかに上がってます。その分、タイヤには負担増ですが・・・。とても気持ちの良い足回りです。

◎ 山坂道を走る
アップダウン&カーブの連続。まずは通常スピードで走る。・・・気持ちよく走れます。問題なし。
速度を上げてみる。カーブ坂ではロールが多少気になるが、車の挙動を知るには良いかもしれない・・・・が、更に速度を上げて急カーブへ飛び込むと・・・。リアの内側が浮き気味になり、リアが外へ流れる(正確には跳ねる)。リアのスタビだけが強化のため、フロントのロールに耐え切れずリアの内側が浮くのだろう・・・多分。やはり、フロント・リアとも強化タイプにした方がよさそうだ・・・・。やはりバランスが大事です。
■■■■■ 走行インプレッション2 (Fスタビ:強化 Rスタビ:強化) ■■■■■

以前の設定(Fスタビ・ノーマル、Rスタビ・強化)では急カーブでリアが流れるので、Fスタビも強化品を取り付け。


◎ 住宅地の道路を低速走行
以前と変わらない。

◎ 一般道を制限速度で走る
以前と変わらない。多少乗り心地が悪くなると予想していたが、スタビリンクがブッシュだからだろうか・・・。

◎ 穴ぼこの田舎道を走る
相変わらず乗れたものではありません。

◎ 田園の中にあるワインディングを走る
以前とあまり変わらない。サス交換で十分ロールを抑えられていたので、強化スタビの効果はあまり感じられない。

◎ 山坂道を走る
以前のようにリアが流れることは無くなった。以前より気持ち良く走れる。急カーブの途中でマンホールや砂に乗ると一瞬グリップを失うが、全体のバランスが良く、タイヤのグリップをダイレクトに感じられるセッティングなので、ハンドリングで簡単にリカバリーできる。バランスの重要性を再認識するとともに、ベストなチューニングをしてくれたNISMOには感謝である。
■■■■■ 総評 ■■■■■ 
NISMOによると、「一般道での通常走行時の快適性を犠牲にすることを最小限にとどめ、特にワインディング路における「安心感」と「走る楽しさ」をメインコンセプトに開発した」とのこと。さすがNISMOである。開発コンセプト通りの商品に仕上がっている。
このコンセプトを理解した人には、良い足周りだ。コストパフォーマンスも良い。
「安心感」と「走る楽しさ」を得た分、タイヤには負担増になっている。タイヤの減りが幾分早いのは仕方ないことだろう。
インパクトレンチがないとボルトの取り外しに苦労するが、サスペンションはキット化されているので取り付け楽チン。
マーチHK11(K11含む)が更に楽しい車に変化します。是非お試しあれ!

今回の交換で、トータルバランスの重要性を再認識できた。個人でベストなバランスを出すには費用・時間ともに無理がある。今回のようにキット化されたものを使用するのも一案なのかもしれない。


取り付け
通販にて購入(約3割引)。
●NISMO 5000S-RSK10 G-ATTACK S-TUNE サスペンションセット 定価115,000円
 (↑フロント・リア強化スタビライザー・ブッシュ付)
●NISMO 55130-RS261 バリアブルパナールロッド 定価12,800円

注文3日後に到着。綺麗に梱包されて届きました。
とりあえず開けてみる。
ワクワクする気持ちを抑えて、取り付け説明書を熟読。(重要)
取り付けに問題ないことを確認します。
部品点数の確認もします。
まずはフロントから取り付けます。
ジャッキUPしてタイヤを外すのは簡単ですね。説明を省きます。
(硬い路面の上でジャッキUPしましょう。砂利の上でするのはもってのほかです・・・・・)
必ず前輪両輪をジャッキUPします。
方輪づつだとボディーがねじれた状態になるため×
ブレーキホースをショックアブソーバから外します。
クリップで固定されているだけなのでペンチで引き抜きます。
CRCを塗布すると簡単に外れます。
以下ねじ部を外すときはCRCを塗布することをお勧めします。
ショックアブソーバとアップライト(ナックルスピンドル)との固定ボルト2本を外します。
この場所はかなり硬くしまっていますので、パイプなどを用いて「てこの原理」で外します。

注意:ボルトを外すと、ロアアームがブレーキディスクの重みで下に落ちるかも知れないので、ブロックなどで一応支えておくこと。
ショックアブソーバ上部のナット2箇所を外します。
この時ショックアブソーバを持ちながら作業してください。落下する恐れがあります。
以上で取り外し完了です。
取り付けは、上記取り外しの逆に行えば終了。
赤いバネか似合います。
(車重を掛けると縮んでしまい外からは全然見えなくなります・・・・)
リアの取り付け
ジャッキアップ後、リアのアクスルチューブをジャッキで軽く押さえます。
パナールロッドを外し、ショックアブソーバ下部のボルトを外します。ボルトが抜けにくいときは、ジャッキを軽く上下させると抜けます。
ジャッキを下まで下げるとブレーキホースに負担が掛かりますので、下まで下げないように。そのためバネを抜くにはスプリングコンプレッサーがあると作業しやすいです。
自分はスプリングコンプレッサーを持ってないので自力ハンドパワーで圧縮・抜きました・・・・
真似しないように!
最大の難点がここ!
ショックアブソーバ上部のナットです。簡単に外れそうですが外れないのです。
上部が平らになっているのでここをモンキーレンチで挟み、ナットを回す・・・・上部がなめた・・・
どーにもならないのでCRCを塗布し翌日まで待つことに・・・・
翌日・・・・意外と簡単に外れた。さすがCRC!

取り付けは取り外しの逆!
バネの挿入には・・・またまたハンドパワー!筋肉痛間違いなしの苦労の末装着。
ここで注意点。ショックアブソーバ下部のボルトをはめるとき、アクスルチューブをジャッキで上げるのですが、中央部だとバネに負けて曲がります。ジャッキ2つでバネの下を持ち上げると良いみたい。
強化スタビもこの時取り付けてしまいました。ボルトを外して付け換えるだけなので説明を省きますが、リンク部は仮止めです。タイヤをはめて車重をかけてから調整を行います。
取り付け後すぐに車検を受けないと違法になります。