◆ メンバ選択方法のあれこれ
- メンバ選択コンテントによる選択
- 称号分岐による選択
- 各種カード所有分岐による選択
- 状態分岐による選択
- 各種カード行使による選択
- カード取得・喪失コンテントは選択メンバを変更しない
- 効果コンテントは選択メンバを変更しない
特定のメンバを選択状態にする方法は、メンバ選択コンテント、称号分岐コンテント、各種カード所有分岐コンテント、判定分岐コンテント、状態分岐コンテント、そして各種カードの行使と、大きく分けて6つある。
最初のメンバ選択コンテントとは、冒険者名のダイアログを表示してその中から選択してもらう、例のアレだ。選択をプレイヤーでなくエンジンにお任せすることもできるこの方法が一番ストレートなやり方といえよう。特に悩むところはないだろうが、一点だけ注意しておきたいのが手動の選択をキャンセルした場合についてだ。
もちろん選択をキャンセルすれば、選択メンバは未指定の状態になる。ところが選択メンバの基礎知識で確認した通り、未指定状態で選択メンバを指定すると、自動的にランダム選択が行われる。つまり、変なツリーの組み方をすると選択をキャンセルしたのに、選択が行われるという事態が起きてしまうのだ。
まあ、そういう訳の分からないツリーを組む人はいないだろうが、念のため。
次の各種分岐コンテントによる選択もよく使われる。この分岐コンテントによるメンバ選択は、とても便利な反面、感覚的に理解し辛い「初心者殺し」な面があるため、項目を改めて詳しく取り上げることにする。
その次のカード行使による選択は、主にキーコード発火イベントやカード使用時イベントで用いられる選択方法だ。この方法は、スキルやアイテム、召喚獣などを使った人間は、自動的に選択メンバになるという性質を利用する。面白いのは、プレイヤーキャラだけでなく、敵やNPCも選択対象になるというところだ。
例えば、敵Aが敵Bに向かってキーコード「敵攻撃」を持ったスキルで攻撃をする。敵Bに「敵攻撃」というキーコードで発火するイベントを仕込んでおけば、敵Aに喋らせたり、敵Aを対象として効果コンテントを使ったりと、様々なことが可能になる。
なお、選択メンバは敵Bではないところに注意しよう。選択メンバになるのは行為者であり行為対象ではない。
最後はメンバ選択が行われそうに見えて、実は選択を行わないコンテントについて述べておこう。
代表的なのがメッセージ・セリフコンテントだが、これについては既に別項目で触れてあるので省略して、効果コンテントの対象を「誰か」にした場合の話に移る。
対象を「誰か」にした時点で、選択メンバが効果対象に移動しそうな気がするが、ひっかっかってはいけない。実は、メッセージ・セリフコンテント同様、選択メンバーは移動しない。だから、ランダムで選んだ冒険者にダメージを与えて悲鳴を上げさせるには、以下のような手順を踏まないと正しく動作しない。
- メンバ選択コンテントなどで選択メンバを決定
- 対象を「選択中」にして効果コンテント(ダメージ)
- 対象を「選択中」にしてセリフを喋らせる
ランダムで効果コンテントの対象を選ぶのに、対象「誰か」を使わないのがミソだ。「効果対象=選択メンバ」でなくても良いならば、対象「誰か」を使った方が簡単だ。
また、選択メンバが未指定の状態の時に、対象「誰か」で効果コンテントを使用すると、効果対象が選択メンバになるが、これは効果コンテントが選択メンバを決定したのではなく、選択メンバ未指定時に自動的実行される毎度お馴染みの強制ランダム選択が働いた結果である。
アイテムやスキルなどの配付・消去コンテントにおける対象「誰か一人」にも、効果コンテントと同様のことがいえる。ランダムで選んだ冒険者にアイテムを渡して、「○○は××を入手した」と表示するケースを考えてみよう。対象「誰か一人」にしてアイテムを渡したところで、アイテム入手者が選択メンバになるわけではないので、やはりメンバ選択コンテント等で先に選択メンバを決定しておくのが安全だ。
例の未指定時の強制ランダム選択を利用することもできるが、確実に未指定状態であると言えるなら、という条件が付く。対象はもちろん「誰か一人」でなく「選択中」を指定すること。
しかし、この方法を使うと混乱しそうなので、前者のメンバ選択コンテントを使う方法をお薦めする。
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