ラジオやカセット テープからの録音に含まれるヒス ノイズを低減します。
ヒス ノイズ低減を行うには、ノイズの特徴を知るためにノイズ サンプル (普通の意味での標本) を用意する必要があります。ノイズ サンプルは音声ファイル内の無音部分 (ノイズのみの部分) でよく、長さは 0.5〜2 秒ぐらいでよいでしょう。
項目 | 説明 |
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フレーム長 | 処理単位の指定です。フレームが長いほうが音 (伸びている音) とノイズの分離が良くなり、きれいに聞こえる可能性がありますが、音の出始め付近に残るノイズが感知されやすくなる傾向があります。 |
フレーム移動 | フレームの移動量です。音質に多少影響します。 |
ノイズ減衰 | ノイズの最大減衰量です。減衰量を大きくするほど音質に与えるダメージも大きくなります。 |
ファイル全域に適用 | チェックされている場合は音声ファイル全域にノイズ低減処理を実行します。区間マーカーでノイズ サンプルを指定する場合は、通常このオプションにはチェックを入れます。 |
項目 | 説明 |
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場所 | ノイズ サンプルを指定する方法が二つあり、一つはノイズ サンプルをクリップボードに置く方法、もう一つはノイズ低減が行われる音声ファイル内の無音部分を区間マーカーで選択し、それをノイズ サンプルとする方法です。 |
音量 | ノイズ サンプルの音量 (スケール) の設定です。ノイズの認識がよくない場合は少し上げてみてもよいかもしれません。 |
帯域 | ノイズ低減を行う帯域の指定です。ノイズの帯域が判らない場合は「全帯域」を選択します。 |
他の (無関係な内容の) ファイルからノイズ サンプルを採って使うこともできますが、周波数特性がほぼ同じものを使う必要があります。またサンプリング レートとチャンネル数を揃える必要があります。
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